気がつけば 11月の3分の2が黒点数ゼロの日


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11月22日、ノルウェーのトロムソの空にピンクのオーロラが現れました。

撮影をしたフランク・マイスナー氏によると、「突然、谷全体が白く(ピンク色も纏い)変わった」ということです。

 また、その明るさについては「オーロラの明るさは、例えるなら車のライトのようです」と。

その近くでオーロラのツアーガイドをしているMarianne Bergli氏も、劇的なピンクのオーロラを目撃しました。

Bergli氏によりますと、「皮肉なことに、私たちのゲストは写真撮影をやめました。彼らは信じられないほどのピンクとグリーンのオーロラに驚いてしまった」と。

ほとんどのオーロラは緑色らしいので、白やピンクのオーロラは珍しい現象のようです。
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オーロラを観測するために、太陽活動による宇宙天気から予測などをしますが、その太陽活動のバロメーターでもある黒点ですけど、11月は無黒点の日が多く、本日25日も無黒点のままなら20日間となり、今後の予報では、この先も黒点が現れる様子もないことから、11月のほとんどが無黒点日だった事になります。
f:id:somin753:20171125102806j:imageSIDC - Solar Influences Data Center

 

太陽活動が急速に弱くなっているようにも感じてしまうのですが、以前NASAは、太陽活動は弱くなっていて、黒点の減少が予想以上に速いということを言っていました。

NASAの見解では、太陽活動は11年周期で増減し、前回の極大期は2014年、次の極小期は2021年以降と見られ、現在極小期に向かって太陽活動は弱くなっていくのですが、その太陽活動のバロメーターである黒点の減少が予想以上に速くなっているということです。
つまり、NASAが言うように、今年の無黒点日増加も太陽活動極小期が近づいている兆候であり、今後は今よりも無黒点の日が増えるのでしょう。

その極小期から、これから地球は小氷河期に突入する可能性がある、というようなことも記されていました。

太陽活動は私たちの生活、地球そのものに影響を及ぼしますが、太陽黒点数が少ないと日射量も減少する、という説があります。
日射量が少ないと、それは冷害へと繋がる可能性があるわけでして、太陽活動の低下は黒点数減少、つまり太陽が元気であるかどうかのバロメーターが黒点数となり、太陽からの磁力線が弱まれば地球を包み込んでいるシールドも弱まり、宇宙空間から地球に飛来する宇宙線が増え、大気中の水蒸気と反応して雲ができやすくなり、日射量が減って雨や雪が増え寒冷化するとも言われまして、で冷害となる可能性があるわけですね。

 

ある意味、もうすでに.........。

 

今年の夏は各地で最高気温新記録から異常気象だった(過去30年間と比較した記録更新)と気象庁は発表しましたが、逆に気温が低かった日もあり、また雨の日(台風の影響もあり)も長く続きました。

これから冬季となりますけど、関東平野部でも降雪の多い冬となるかもしれません。

 

では。