2017年と比較して既に3倍になったという夜行雲

あるニュース番組の女性キャスターが、今年の異常気象について「今年の日本列島はどうなっているのでしょうか?」と言っていました。

異常にも思える記録的猛暑や豪雨、かと思えば、先日、北海道の大雪山系黒岳では初雪が観測され、このことについてなのでしょう、 “日本列島はどうなっているのでしょうか?” というコメントだったようです。

 

北海道・大雪山で初雪 平年より1カ月早く:朝日新聞デジタル

北海道・大雪山系黒岳(1984メートル、上川町)で、17日未明、初雪が観測された。平年より約1カ月早いという

大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ」を運行しているりんゆう観光によると、黒岳石室(いしむろ)の避難小屋(1900メートル)で、午前0時52分、管理人が雪が降っているのを観測したという。気温は0度だった。午前5時ごろには、小屋の屋根や周辺がうっすらと雪をかぶり、午前9時ごろにはほとんど解けていた。

 石室での初雪は、昨年は9月28日。平年は9月18日という。

 旭川地方気象台によると、16日から17日にかけ、前線を伴う低気圧が北海道南岸を通過し、この動きに引き込まれるように上空の寒気が下がってきたという

 

ハッキリ言って、“どうなっているのでしょうか?” は日本だけの話ではなく、世界中で起きています。

つまり、地球規模で異変が起きているということ、は、太陽系の他の惑星にも異変が起きているのかもしれません。

ロシア語のサイトに、

Солнечная система меняется под воздействием Нибиру - 21 Мая 2018 | Земля - Хроники жизни

こちらの記事より、どう異変が起きているのかザックリ記しますと、

天体物理学者たちは太陽磁場の強度の増加を記録し続けていて、観測が開始された1901年(地球上)以来、この数年間で太陽磁場は230%も増加していることが判明した→オーロラ観測や地球の磁気嵐。

一説では、磁気嵐がもたらす人への影響は無害とされているようだか、それは間違いであることが明らかになってきた。

太陽風などによる磁気嵐の影響→人の死亡率が大幅に増加、特に心臓病や高血圧の人々に影響を与えることがわかっている。

これは医学的研究で証明されている。

太陽系の惑星の変化

水星では極地域に氷の塊が突如現れ、また原因不明の強力な磁場が発生。

金星では過去40年間で、オーロラの明るさが 2500%増加。

木星では過去10年間にプラズマ雲の明るさが急増している。

 

他にも、土星天王星海王星冥王星、火星などにも異変異常が起きています。

宇宙の時間軸でいう流れの変化、という意味では、いずれも一瞬にといったところでしょうか。

また、驚くべきは月です。

月では今、大気が形成されるかもしれない、そんな活動が見られる、というのです。

太陽系の惑星、または宇宙空間は太陽に支配されているといってもいいでしょう。

その太陽でも異変が起きています。(過去記事に記しています)

思いますに、これら全ては太陽そのものが変化してきているからなのではないか?

それは異変なのか、それとも自然のサイクルなのか、ともかく、太陽系全体で何かしらの変化が起きています。

 

話が逸れてしまいましたが、北半球で記録的猛暑、豪雨に洪水、荒れ狂う自然界の脅威といってもいいでしょうけど、荒れ狂っているのは自然界だけでなく人間社会でも。

天変地異的な大災害から多くの犠牲者が出て、皆が皆、心に傷や悲しみを背負い、それでも復興に向けて奮起している、そんな中においても、毎日毎日、耳を疑うような嫌なニュースが聞こえてきます。

人々の心が氷河期にならぬよう祈るばかりです。

 

また話が逸れてしまいましたが、

氷河期ということから、

地球はミニ氷河期に突入する、それが地球温暖化を逆転させる可能性がある

という事を、過去記事の
地球温暖化?寒冷化?どちらにしても異常気象 - strange world➰奇妙な世界

で記しました。

引用しますと(編集あり)

氷河期が到来する可能性があります。

科学者は、氷河期が来れば地球温暖化による被害を回復できると主張しているということです。

回復ということは、あくまで温暖化が前提のようです。

また、
地球は数十年の間にミニ氷河期に突入する可能性があり、2030年になると、地球上の気温が非常に低くなり、13世紀から17世紀に及ぶ前回の小さな氷河時代のようにテムズ川が冬に凍りつく可能性があります。

ノーサンブリア大学の数学教授Valentina Zharkovaは、氷河期が地球温暖化の被害を相殺するのに役立つと語った。

で、なぜミニ氷河期となるか、については、

太陽11年周期説のようです。

太陽は極大期により多くの熱を放出し、極少期では磁気の減少により熱が減少する。

2021年には最低値(極小期)に入るとされます。

また、静穏な太陽活動から地球に入ってくる宇宙線増加も理由だそうです。

 

宇宙線増加については、その後記事にしましたので詳細は記しませんけど、気になるのは太陽活動の低下、黒点数減少(太陽が元気であるかどうかのバロメーターが黒点数)、太陽からの磁力線を弱め、そして太陽からの磁力線を防御する地球を包み込んでいるシールドも弱めます。

すると、宇宙空間から地球に飛来する宇宙線が増え、大気中の水蒸気と反応して雲ができやすくなり、日射量が減って雨や雪が増え寒冷化するとも言われるんですね。

で、冷害となる可能性もあるわけです。

宇宙線増加=日射量が減って雨や雪が増える。

先日の北海道で初雪、これも関係あるのか?

とも一瞬考えましたが、今回は大陸から張り出してきた高気圧が原因らしい。

にしても、それも異常気象なのかもしれません。

もう暫くは大陸側の様子を見ないとわかりませんけど、これから続くと思われる残暑に変化があるかもしれませんし、すでに上空中間圏では異常が見られているようです。

 

7月26日、エストニアで観察された夜行雲
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この夜行雲に異変が起きているようです。

2018年8月の上半期で、既に2017年の同期間と比較して3倍になったということです。

コロラド大学の大気・宇宙物理研究所(LASP)のリン・ハービー(Lynn Harvey)は次のように述べています。

「中間圏に予期しない水蒸気の急増がありました。HarveyがNASAの衛星Microwave Limb Sounder(MLS)装置からのデータを使用して作成した表によれば、中間圏では過去11年間で最も冷えている(湿った寒さ)ことを示しています。
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それは夜間雲が発生するに適した条件のようです。

また、この現象は現在進行中のソーラーミニマム(太陽極小期)にもつながる可能性があるとリン・ハービー(Lynn Harvey)氏は言い、そして、2018年以前の中間圏で最も寒冷で湿った年は、前回の太陽極小期2008年から2009年であったことは注目に値する。

とのこと。

SpaceWeather.com -- News and information about meteor showers, solar flares, auroras, and near-Earth asteroids

 

では。