7000年前のエジプト文明よりも1万1500年前のトルコ東南部、そこにギョベクリ・テぺという巨石神殿遺跡があります。
ギョベクリ・テぺ遺跡では人の生活跡が発見されていないため神殿だったのではないか、とのこと。
まずは信仰があり、人々が集まり、そして神殿を建造したと。
1万1500年前となりますと、これは考古学的には問題なのかもしれません。
Wikipediaより抜粋しますと、
ギョベクリ・テペ
ギョベクリ・テペ - Wikipedia
ギョベクリ・テペの遺丘に残された構造物は紀元前1万年から紀元前8000年の期間に建てられた。祭祀に用いられたと考えられるこれらの構造物には2段階の発達が見られる。第一段階(先土器新石器A(英語版))では巨大な丁字型の石柱がいくつも円を描くように並べられている。
いくつかの人の形をした像がギョベクリ・ペテの地表で見つかっている。いくつかの丁字型の石柱には下半分に人の腕の彫刻が彫られている。このことからこれら石柱の下半分はデフォルメされた人(あるいは神)の体を表しているとも考えられる。少数だがふんどしの施された石柱も見つかっている。この考え方でいくと石柱の上部は人の頭を象徴しているということになる。したがって石柱から擬人観を伺うことができる。これらの石柱が崇拝者の代理として造られたのか、あるいは崇拝すべき祖先なのか、超常的な存在なのかははっきりしない。
考古学上の価値
ギョベクリ・テペは人間社会の発達の歴史の決定的な段階に対する理解を大きく変える可能性を秘めており、考古学上特に重要な発見と考えられている。スタンフォード大学のイアン・ホッダーは「ギョベクリ・テペはすべてを変えてしまうと述べている。
: 抜粋終了
少し気になることがあります。
それはT字型の石柱、そのT字型が人あるいは神の象徴、そして神殿(祭祀の場)という部分です。
T字をタウ十字とも言いますが、そのタウ十字は古代より神聖な場に遺物として遺されています。
また、エジプト文明に見られるアンククロス(♀)という象徴がありますが、古代アステカの神殿遺跡でも確認されています。
アンククロス(♀)とタウ十字(T)、それは神聖な場所に用いられているようです。
T十字と♀クロス
そして、タウ十字は日本の古墳からも発見されています。
丹波新聞 | T字形の石室発見 県内5例目、最古級 春日の「山田大山古墳群」
また、平安京は朱雀門を上にT字型(人形)、見方によっては神社の鳥居の型にもなっているとされます。
そして神聖なT字型と言いますと、キリストの十字架。
十字架はT字型、古代ローマの磔は縦木の上に横木を乗せただけのT字です。
罪状板があるため十字架の型に見えるだけのようです。
タウ十字です。
聖書では、タウ十字について予言者エゼキエルによるエゼキエル9章4節でこう記されています。
主は彼にこう仰せられた。「町の中、エルサレムの中を行き巡り、この町で行なわれているすべての忌みきらうべきことのために嘆き、悲しんでいる人々の額にタウ十字のしるしをつけよ。」
T字型(タウ十字)とは何か?
どんな意味(象徴)があるのでしょうか?
T字型は古代より神聖な象徴であるということはわかりましたが.....
では。