太陽フィラメント噴出発生とか相次ぐ海洋生物の異変

太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。
f:id:somin753:20170220150643j:imageSDO | Solar Dynamics Observatory

宇宙天気ニュース
2017/ 2/20 13:11 更新
太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。高速の太陽風は続いています。

担当 篠原

昨日、19日14時(世界時19日5時)頃に、太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA193とAIA304による動画を掲載します。
ダーク・フィラメントと呼ばれる黒い筋状のコロナのガスが、激しく飛び出しています。

太陽の中心近くで発生しているため、
噴き出したガスは、地球の方向へも向かっている可能性があります。
SOHO衛星の写真では、変化はほとんど分からず、噴き出しは小規模のようですが、3~4日後の22~23日頃の太陽風に影響が見られるかもしれません。
磁場の強まりがやって来て、大きく南向きに振れるなどすると、磁気圏の活動を激しくする可能性があります。

太陽では、東端の南半球に出現した黒点に、
2637群と番号が付けられています。
また、北半球側からも黒点が現れています。
この領域は、小さい活動を活発に起こしているようで、今後、C以上のフレアの発生につながるかもしれません。

宇宙天気ニュース

(↑SDO衛星AIA193とAIA304による動画)

 

太陽風の影響により、磁気圏の活動を激しくする可能性があるということは、オーロラが活発化するのでしょう。

そのオーロラの色が赤ければ強い太陽風とも受け取れます。

また、新たな黒点も活動が活発になると予測されていることから、もしかするとMクラスのフレア発生の可能性もあるかもしれません。


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SpaceWeather.com -- News and information about meteor showers, solar flares, auroras, and near-Earth asteroids

↑フレア予測はこちらで確認できます

 

宇宙天気がやや荒れるかもしれません。

そして、海の天気と言いますか、地球の海では異変が起きているかもしれません。

海洋生物の大量死が相次いでいます。

オーストラリアCooloola Coastのビーチで魚が大量死しました。
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 Kilometres of coastline covered in dead fish | Gympie Times

 

メキシコではイルカやカメが座礁しているとのことです。
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先日の記事で、2月10日金曜日フィリピンでM6.5の地震発生、その2日前にフィリピンでリュウグウノツカイが捕獲されていたことを記しましたが、リュウグウノツカイが捕獲されたのは一匹ではなく、三匹のようで、詳細は今一つ不明ですが、M6.5の地震後にも捕獲されたらしい。

 2月15日
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Elesa Rosé Jane Allocodさんが写真を追加しました —... - Elesa Rosé Jane Allocod | Facebook


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Jude Cyril Roque Viernesさんが写真を追加しました - Jude Cyril Roque Viernes | Facebook

 

つい先日も新潟県リュウグウノツカイサケガシラが捕獲されました。

フィリピンと日本と言えば気になるのがフィリピン海プレートです。

フィリピン海プレートが移動すれば、それは日本へも影響します。

 

また近年、GPSを駆使して大陸間の距離を正確に測定できるようになっています。

VLBI(超長基線電波干渉法)

電波を利用して大陸間の移動を測定するVLBI(超長基線電波干渉法)

電波を世界各地のアンテナで受信して、到達時間の差で距離を測定

日本列島は、北アメリカプレートとユーラシアプレートに跨るかたちで存在していますが、そこに太平洋プレートとフィリピン海プレートが潜り込んでおり、互いに移動しています。そのため、太平洋プレート上に位置する島、例えばハワイ島(日本から約5,700kmの距離)は、毎年6cmずつ日本側に移動しているとされています。

この非常に僅かな距離の差はどのように測定されているのでしょうか? 実はここにも電波が活用されており、VLBI(超長基線電波干渉法:Very Long Baseline Interferometry)という方法で大陸間の移動が観測されています。

 

ワイ島(日本から約5,700kmの距離)は、毎年6cmずつ日本側に移動しているんですね。

ところがです、

 2011年日本での地震により米国との距離が5メートル近くなりました

Japón está cinco metros más cerca de América tras el terremoto de 2011 - RT

詳細は↑こちら

たった5年で日本と米国の距離が5メートル(最大変位6.4メートル)も近くになるとは.....
それだけ巨大なエネルギーが働いたわけですが、プレートテクトニクス(大陸移動)の常識、または地質学の常識では斉一論が主流(?)、劇的な変化がなければゆっくりと連続的に物事が作用すること、つまり、長い時間をかけてゆっくりと変化し、ある一定の速度で移動するというようなもの、ですが、3.11は劇的な変化だったのでしょう、たった5年で5メートルも移動してしまいました。

この移動距離が西回り(太平洋側)なのか東回りに見たものなのかはわかりませんが、とにかくプレートが激しく移動しています。

 

個人的な見解ですが、フィリピン海プレートの動きから、次は台湾から沖縄辺りで何か異変があるかもしれません。

 

では。