4月19日、太陽の東端でC5.5の小規模フレアが発生し、この時から高速太陽風が始まりかけ、20日に太陽風が540km/秒の高速風になり、21日、太陽でフィラメント噴出が発生しました。
22日に太陽風は700km/秒に速度が高まり磁気圏の活動も活発となり、昨日まで700km/秒の高速太陽風が続きました。
4月20日に始まった今回の高速太陽風は現在も600km/秒台と高い速度の太陽風が続いています。
また、コロナホールの影響がやって来ると考えると高速太陽風は1週間ほど続くかもしれません。
磁場強度も高まっているために磁気圏の活動はかなり高まっていてるようです。
このためオーロラが活発に現れています。
カナダに近いマサチューセッツ州やミネソタ州などはオーロラ観測の南限とされますが、
ワシントン 北緯38度
Aurora
北緯38度線のワシントン、日本で言うなら新潟県の佐渡島辺りとなります。
佐渡島でオーロラが観測されたなら大きなニュースになるでしょう。
ニュージーランドのオタゴ半島でも割りと珍しいオーロラ
オーロラは神秘的で1度は見てみたいと思いますが、太陽風の変動が引き起こす様々な影響は、人類にとっても地球環境そのものにとっても深刻な問題だとされています。
太陽風は地球の環境に影響しているの?
私たちが暮らす地球の環境と太陽風には、深いつながりがあります。まず、太陽風の変動によって、地球周辺の宇宙空間には時々乱れが発生します。この宇宙空間の乱れにより、人工衛星の機器に異常が発生したり、無線通信が途切れたりします。また、地上の電気設備や海底ケーブルなどに異常電流が流れ込み、それが原因となって、重大な障害が発生することもあります。私たちの暮らしは、今後ますます、電子機器や情報通信に依存して行くでしょう。それとともに、太陽風の変動が引き起こす様々な影響は、もっと深刻な問題になって行くはずです。
太陽風の影響は地球気候の温暖化や寒冷化にも関連している、と指摘する研究者もいます。たとえば、太陽風によって地球に降り注ぐ銀河宇宙線が増減し、これに伴って上層大気の雲の量が変化して、地球に入ってくる太陽光エネルギーが増えたり減ったりするというものです。宇宙線が雲をつくる核になるというわけです。ただ、本当にそういうことが地球規模で起こっているのかどうか、まだ分っていません。これからの研究が必要です。
太陽風によって観測されるオーロラ、太陽表面の爆発(地球に向けて)によるCMEと呼ばれる荷電粒子、それが地球に到達するとオーロラを発生させ、また磁気嵐も発生させ、人工衛星や送電網にもリスクを及ぼす可能性が大きいために不安要因となるわけです。
もちろん太陽風(嵐)の向きや規模にもよります。
前回の記事で、オーロラではないオーロラのような現象↓
を紹介しました。
この現象、それはプラズマフィラメントだった、という内容のYouTubeがありました。
プラズマフィラメント、と言いましても意味がよく分かりません。
オーロラもプラズマ現象ですし。
YouTubeでは、古代伝説の龍....?とかなんとか、こちらもよく分かりませんけど、とにかく珍しい現象だったようです。
奇妙なオーロラ↓
この奇妙なオーロラと古代遺跡に刻まれた図がそっくり!?
まるでミステリーサークルのようなミステリーオーロラ。
Global Power Grids Went Down Due to Weak Magnetosphere & Plasma Electrification (352) - YouTube
では。