2011年以来の最低水準に達している黒点周期、今年は9日間も無黒点となっている

チリで空に浮遊する奇妙な球体

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コメント

一見するとシャボン玉のようにも見えたりしますが、もしかすると自然界のプラズマに関連した「何か」かもしれません。

近年、空では奇妙な現象が多発しているようにも感じています。
上記のような奇妙な物体や光学現象、奇妙な形の雲や謎の発光体(UFO?)、雲の中に都市が投影された?蜃気楼のような現象、中でも火球落下、または眩い閃光を放ちながら上空を通過する謎の光に関しては異常に多いです。
火球に関しては、それが隕石なのかスペースデブリ(宇宙ゴミ)なのかは不明です。
もしかすると、火球の中にはスペースデブリも多く含まれている可能性はありますが。

スペースデブリとは?

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地球の回りを回っている人工物体のことです。例えば、人工衛星、ロケット、人工衛星から切り離された部品、ロケットから切り離された部品、人工衛星の劣化に伴って剥がれた塗料、断熱材の破片、衛星破壊実験で発生した破片、衛星やロケット自体が破裂した時の破片、宇宙飛行士が宇宙遊泳中に手放してしまった手袋、工具等です。

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日本宇宙フォーラム | 研究・技術サービス | スペースデブリ

スペースデブリは気になるのですが、火球に関しては、

NASA全天火球観測ネットワーク」
(NASA’s All-Sky Fireball Network)
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ASGARD Web Log

上記のサイトにて火球が観測されますと、その都度更新され情報が確認できます。

さて、2013年と2014年を比較すると、火球の頻度は120%も増加していたとのことです。
さらに、2014年と2015年を比較すると、火球は20%の増加で、それはあまりにも大幅な増加だということです。

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この統計はNASA全天火球観測ネットワークとアメリカの流星学会からのデータによって可能になったとのことです。

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過去10年間の火球の全体的な増加は指数関数的なデータから、それは非常識であるとされます。

ちなみに、上記データにスペースデブリ(宇宙ゴミ)がカウントされているのかはわかりませんが、スペースデブリは監視(全てではない)されていまして、それがいつ落下するのかということがある程度わかっています。

アメリカの宇宙監視ネットワークでは、地上のレーダーなどを駆使して、約7,500個ほどの宇宙にある物体を追跡しています。
ただ、追跡可能な物体には限度がありまして、低軌道の場合は10cmくらいまで、静止軌道である赤道上空36,000kmですと1mまでとされます。
そうしますと、ごく小さなスペースデブリは何時なんどき地上に落下するというのは落下する直前にならないと分からないわけです。
まあその大半は燃え尽きてしまうのでしょうが、スペースデブリが衛星に衝突しないとも限りませんし、強烈な太陽風により、衛星の電子基盤をショートさせたり、制御が不能にでもなったら、なんて考えすぎかもしれませんが何気に恐怖でもあります。

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Rapid Response to Small Asteroid Impacts.
2015年11月13日、スリランカで約1メートル片のスペースデブリが確認されました。
(午前6時18分33秒UT、スペースデブリの崩壊が目撃される)

強烈な太陽風と記しましたが、昨日小さな黒点が現れたようです。
まだ本日の太陽情報が更新されていませんのではっきりとしたことは不明ですが、今年は9日間も無黒点となっています。

太陽黒点数が少ないと日射量も減少するとも言われますが、日射量が少ないと、それは冷害へと繋がる可能性があるわけでして、太陽活動の低下は黒点数減少、つまり太陽が元気であるかどうかのバロメーターが黒点数となり、太陽からの磁力線が弱まれば地球を包み込んでいるシールドも弱まり、宇宙空間から地球に飛来する宇宙線が増え、大気中の水蒸気と反応して雲ができやすくなり、日射量が減って雨や雪が増え寒冷化するとも言われます。
で、冷害となる可能性があるわけですね。

過去にも黒点数が極端に減少した時期はありました。
南極の氷床分析から、過去6500年間の太陽の黒点数を調べると、極端に減った時期は15回、そのうち12回は欧州で気温が低下した寒冷期と一致したとされます。

その中に、1645~1715年の「マウンダー極小期」と呼ばれる時期がありますが、この時の記録によりますと、北半球の平均気温が0.6度低下したとされ、ロンドンではテムズ川が凍り、スケートができたらしいです。

この時の京都では平均気温が2.5度も下がったということです。

そして、太陽の黒点数が少ない時期ほど巨大地震の発生頻度が高いと、湯元清文・九州大宙空環境研究センター長(宇宙地球電磁気学)のチームが分析しています。
東日本大震災黒点数が少ない時期に起きていました。
また昨年末から現在まで、黒点が少ないどころか無黒点という日が何日もありました。
で、調べてみるとわかりますが、昨年末にチリでM7.7の地震、先日フィリピンでM7.3の地震などが起きています。


数年前から極端に黒点数が減少していますが、スペースウェザー(宇宙天気ニュース)の黒点に関する記事によりますと、

SUNSPOT CYCLE AT LOWEST LEVEL IN 5 YEARS:

The sun has looked remarkably blank lately, with few dark cores interrupting the featureless solar disk.? This is a sign that Solar Minimum is coming.? Indeed, sunspot counts have just reached their lowest level since 2011. With respect to the sunspot cycle, you are here:

5年間で最低レベルの黒点周期:

最近の太陽は暗いコアが特徴である黒点が著しく減少しているように見えます。これは、太陽活動極小が来ているサインです。現在私たちは太陽黒点周期に関して2011年以来の最低水準に達している。

SpaceWeather.com -- News and information about meteor showers, solar flares, auroras, and near-Earth asteroids


これは太陽活動が弱くなって来ているとも考えられ、このままですと2019~2020年に極小期となるのでしょう。

太陽活動が弱くなるとどうなるのでしょうか?

現在、黒点の数が減少し続けていますが、太陽黒点が少なくなっていくということは、太陽フレアやコロナ質量放出(CME)も、より少なくなることを意味するわけです。
つまり、太陽活動静穏、「静かになった」とも判断できます。

太陽(宇宙天気)が静かなら地球も静かなのだろう、とも思うのですが、何やら様子が違うようです。

太陽活動が弱くなるにつれて興味深い現象が発生するようです。

太陽活動が弱くなると共に太陽圏は縮小するらしい、また、そのことにより地球と星間空間の距離が縮むとされ、地球の上層大気が崩壊しスペースデブリ(宇宙ゴミ)が地球の周囲に蓄積する可能性を作り出すというのです。

そして、太陽活動低下は地球を守る磁力線バリアも弱くなるなりますので、有害な宇宙線が比較的容易に太陽系の内側に入ってくることができるようになり、それは地球にも入ってくることでしょう。
実際すでに地球での宇宙線の量も増大し続けているとされます。
また、人体への影響や自然環境への影響も心配なところです。

では。