リュウグウノツカイは地震前兆か? に「特に心配する必要はない」という東海大海洋研究所の特任准教授

今年、深海魚リュウグウノツカイが相次ぎ見つかり、ネットでは地震前兆か?、という記事が多く見受けられます。

「幻の魚」日本海で次々=リュウグウノツカイ-専門家「地震とは無関係」(時事通信) - Yahoo!ニュース

記事によりますと、

今年に入り、「幻の深海魚」とも言われるリュウグウノツカイ日本海側で相次ぎ見つかっている。

 新潟から沖縄まで10匹を超え、韓国でも発見された。出現は「地震の前兆」との伝承もあり、米CNNテレビも報道。専門家は「地震と直接の関連はないので落ち着いて」と呼び掛けている。

 リュウグウノツカイは、最大5メートルを超す深海魚。細長い銀白色の体が特徴で、水深200メートル前後の海に生息するとみられるが、網に掛かることが非常に珍しいため、詳しい生態は不明だ。

 各地の水族館や漁協などによると、今年に入り、富山湾では、過去最多の6匹が定置網に掛かったり、海岸に打ち上げられたりした。沖縄・読谷村沖で2匹、京都・舞鶴市沖、兵庫・豊岡市沖、石川・七尾市沖で各1匹が網に掛かり、2月以降も、新潟県佐渡島沖と上越市で各1匹が漂着するなどした。

 韓国紙・中央日報によると、日本海に面する韓国北東部の江原道でも1月8日に1匹が見つかった。

(中略)

東海大海洋研究所(静岡市)の織原義明特任准教授(固体地球物理学)は、この魚の出現と付近での大地震マグニチュード6以上)との関連を調査。その結果、2000年以降の日本では、関連は「ほとんどない」ことが分かったという。織原特任准教授は「実は09年冬にも日本海側で多く姿を見せたが、何も起きなかった。今回も特に心配する必要はない」と話す。

抜群終了

 

東海大海洋研究所(静岡市)の織原義明特任准教授(固体地球物理学)は、「実は09年冬にも日本海側で多く姿を見せたが、何も起きなかった。今回も特に心配する必要はない」という見解のようです。

また、

2000年以降の日本では、関連は「ほとんどない」.....ほとんどない、ということは、少しは関連があるのでしょう。

その少し、つまり「もしかしたら」という関連性は否定できないのでは?

で、09年の地震

f:id:somin753:20190209150252j:image2009年の主な地震活動の評価 | 地震本部

リュウグウノツカイ地震の関係に「直接」は関連しないかもしれませんが、深海魚が現れてから「直ぐ」もしくは「しばらくして」という期間的な定義はありません。

織原義明特任准教授が言う、何も起きなかった。今回も特に心配する必要はない、は立場上しかたないコメントかもしれませんけど、少し長い目で見ると安心などできません。

 

因みに、その翌年2010年の主な地震

2010年の主な地震活動の評価 | 地震本部

更に2011年の地震となりますと↓

2011年の主な地震活動の評価 | 地震本部

ご承知のように大震災が起きました。

じわりじわり海底では既に何かしらの異変があり、もしかするとリュウグウノツカイに異常を来していたのかもしれません。

また、月の潮汐力(作用)も話題になったりしますけど、近々では、

2月20日スーパームーン
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2019年2月20日(水) スーパームーン - 星空の見どころをチェック!「天文カレンダー」 - 星空ガイド - コニカミノルタプラネタリウム | コニカミノルタ - プラネタリウム

潮汐力が強く働きます。

また、

今年に入り、富山湾では、過去最多の6匹が定置網に掛かったり、海岸に打ち上げられたりした。沖縄・読谷村沖で2匹、京都・舞鶴市沖、兵庫・豊岡市沖、石川・七尾市沖で各1匹が網に掛かり、2月以降も、新潟県佐渡島沖と上越市で各1匹が漂着するなどした。

ということでしたけど、本日の地震f:id:somin753:20190210080342j:image
f:id:somin753:20190210080348j:image地震情報 - Yahoo!天気・災害

リュウグウノツカイが見つかった近海の福井県沖で地震が発生しました。

更に注意した方がいいかもしれません。f:id:somin753:20190210073414j:imagehttps://twitter.com/kirinjisinken/status/1094077845968572423?s=19

 

では。