11月の第4木曜日(毎年米国)は感謝祭でした。
感謝祭というと七面鳥というイメージがあります。
動画:トランプ米大統領、七面鳥に「恩赦」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
抜粋しますと、
【11月22日 AFP】米首都ワシントンのホワイトハウス(White House)で21日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が就任後初めて感謝祭前の恒例行事である七面鳥の恩赦に臨んだ。
ホワイトハウスのローズガーデン(Rose Garden)で招待客や報道陣のカメラが待ち構えるなか、トランプ大統領は「ドラムスティック(鶏肉の骨付きもも)」という名の七面鳥に恩赦を与えた。
歴史家らによれば、この慣習は第16代米大統領エーブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)の時代までまでさかのぼるという。
感謝祭のきっかけは第16代米大統領エーブラハム・リンカーンとのことです。
リンカーンと息子
そもそも感謝祭って何?
とまあ、個人的には感謝祭を知らないのでした。
じゃあリンカーンと感謝祭について調べてみよう検索してみましたら、
エイブラハム・リンカーンと感謝祭
Abraham Lincoln and Thanksgiving
↑詳細はこちら
記事の中で、
humiliation, prayer and fasting
屈辱、祈り、断食
それが感謝祭だとリンカーンは言うのです。
そして、リンカーンの希望は、罪を告白し、許しを請うこと、アメリカが罪を悔い改めれば、神は南北戦争を終わらせる、そんな思いがあったようです。
感謝祭、Wikipediaより抜粋しますと、
感謝祭(かんしゃさい、英語: Thanksgiving Day)とは、アメリカ合衆国とカナダの祝日のひとつ。Thanksgiving と略称されたり、あるいは七面鳥の日(Turkey Day)と呼んだりもする。アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日になっている。日本のプロテスタントでは収穫感謝日と呼ぶ。
感謝祭の由来
感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。
インディアンにとっての感謝祭
一方、インディアン達は「感謝祭」は、この日を境に先祖達の知識や土地がヨーロッパからの移民達に奪われた、「大量虐殺の始まりの日」としている。
アメリカに到着した移民たちがネイティブ・アメリカンの知恵を借りて最初の収穫ができた、それを記念する行事であると一般的に信じられている。
じゃあ真実は違うのかもしれないですね。
プリマスの人たちは、ネイティブ・アメリカンのワンパノアグ族に感謝し、彼らを祝宴に参加するように招待したのが1621年、これが感謝祭のきっかけなのでしょうか?
しかし、プリマスの人たちはワンパノアグ族の長を殺したという話もあります。
長は亡くなり、その後、部族を担ったのが息子で、その息子をも殺そうとしますが失敗、彼は戦争を繰り広げたようです。
ハッキリしたことは不明ですが、Wikipediaにあるネイティブ・アメリカンの主張のように、この日を境に先祖達の知識や土地がヨーロッパからの移民達に奪われた、大量虐殺の始まりの日、なのかもしれません。
ここにもまた、悲しいネイティブ・アメリカンの歴史があります。
リンカーンの言う感謝祭、屈辱、祈り、断食、それは現代の収穫を感謝して七面鳥を食らう感謝祭のイメージとは違う姿に見えてしまいます。
ちなみに、七面鳥を食べるのが悪いというものではありませので。
Wikipediaには、カナダでは10月の第2月曜日が感謝祭だと記されています。
カナダの感謝祭はリンカーンもネイティブ・アメリカンも関係ないようです。
カナダでの最初の感謝祭は、米国プリマスに人々が到着する40年以上前の1578年にフロビッシャー湾の北極探検隊員によって開催されました。
これは、北極探検家のMartin Frobisherが到着した日を記念とし、カナダの最初の感謝祭として知られるようになりました。
感謝祭を調べてみて興味深く思ったのは、感謝祭は一時的にハロウィーンのようだったということ。
マサチューセッツ州では昔、貧しい子供たちのグループが感謝祭のために町で食べ物を求めている姿が見られたそうで、そんな貧しい子供たちを裕福な子供たちが見て、残酷な冗談として模倣し始めた。
それ以来、感謝祭のたびに富裕な子供たちは、ぎこちない服を着て家々を訪ねては乞食にするようになったということです。
ハロウィーンが終わるとクリスマス、その間に感謝祭があります。
もしかするとハロウィーンの仮装と感謝祭には何かしら繋がりがあるのかもしれません。
感謝祭、いろいろ調べましたが、本当の事は謎です。
では。