悪魔の聖書ギガス写本に描かれた悪魔の姿が気になったり

太陽の光と雲の影が織り成す光景がイタリアで撮影され、その光景が、まるでキリストが手を広げているかのようだ、という記事がありました。

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f:id:somin753:20190306223102j:image我就是光! 義大利小鎮天空 驚見萬丈光芒耶穌像! | ETtoday國際 | ETtoday新聞雲

イタリアというお国柄、その光景はキリストの姿に見える、もしインドならお釈迦様に見えたり、無神論者なら何も感じないのでしょう。

見たいように見える、ということでしょうか。

また、悪魔崇拝者なら堕天使に見えたり?

何故なら、聖書に登場する悪魔の存在、それは神と同じく美しく表現されています。

醜い姿=悪魔、というわけではないようですけど、やはり悪魔といえば頭に角が生え、口は裂けてキバがあり、といった感じでしょうか。

で、そんな醜い悪魔の姿が描かれた『コーデックスギガス』(ギガス写本)という本があります。

それは『悪魔の聖書』とも呼ばれています。


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Codex Gigas - Kungliga biblioteket
詳細は↑こちらで読めます


世界最大の聖書とされる『コーデックスギガス』(ギガス写本)は700年以上にわたって学者を魅了してきたといいます。


そこには悪魔が描かれていることから『悪魔の聖書』とも呼ばれています。

悪魔を描いている聖書など矛盾のように聞こえますが、この場合、それは教会において書かれていまして、また伝説によると、それは罪を犯した聖職者が悪魔の助けを借りてそれを書いたとされます。


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ギガス写本の重量は75キロもあり、それを持ち上げるには、2人の力が必要です。


624ページもある写本は羊皮の紙が使用されていまして、聖書全体のバージョンが含まれている他、ギリシャ語、ヘブライ語やスラブ語のアルファベットが含まれていますが、文書全体はラテン語で書かれています。

最初は懺悔、罪と償いの適切な方法のリストが記され、それは司祭のためのマニュアルらしい、が、それが罪を犯した聖職者によって書かれたことを思えば、罪と償いの適切な方法のリストが記されているというのも納得できそうなんですが、それが悪魔の手助けによって書かれているというのがなんとも不気味・・・。


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またギガス写本は、悪や不幸や病気を克服する方法の魔法の数式が含まれているのだそうです。


写本は624ページ、と記しましたけど、実際は不明です。

何故かと言いますと、切り取られたページが何枚かあるようなんです。

教会に関するページが切り取られたという話があるようですが、本当のところはわかってなく、実のところ写本そのものもいつの時代のものなのかはっきりしていない、つまり謎のようです。

 

聖職者が悪魔の助けを借りて書いた写本には悪魔は姿が↓
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これは人間が想像する悪魔の姿なのでしょうか?

ただ、聖書にあるサタン、悪魔とか堕天使とかいわれる存在は天から追放されるまで光の存在だったとありますし、神をも装うようです。

つまり神に近い存在だったのでしょう。


まあ本当の姿はわかりませんが、よく綺麗なものにはトゲがある、などと言いますし、綺麗なものに騙されることもしばしば.....。


で、写本に描かれた悪魔の姿が少し気になったりもします。

それは、パンツを履いていて、しかもヒョウ柄のような。

これが虎のパンツなら、

そして、顔の色が青(緑)、


青鬼!!

 

似てます、

日本の鬼に

 

では。