平成12年の教育改革国民会議第1分科会資料が変だな...と感じて

ずいぶん前のことですけど、

平成12年7月7日(金)教育改革国民会議第1分科会(第4回)資料

というものがありまして、その中に、
一人一人が取り組む人間性教育の具体策(委員発言の概要)が変なので引用します。

 

1.子どもへの方策

首相官邸サイト内資料(一部引用)

 

《1.子どもへの方策》


<小学校高学年> 

*教育の責任は当人50%、親 25%、教師12.5%、一般社会 12.5%であることを自覚させる


<小学生> 

*小学校の学習内容を、知識半分、人格形成半分にし、特に人格教育を重視する基本的な言葉(読む、書く、語る)、社会人が持つべき最低限の算数や理科の知識を教える 


*簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする

(↑?)


<中学生> 

*簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする

(↑?)


<高校生> 

*満18歳で全ての国民に1年ないし2年間の奉仕活動を義務づける

(↑?)

 

《2.大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと》


●行政 


* 子どもを厳しく「飼い馴らす」 必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう (↑?????)


*「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、 ショック療法を行う

(↑?)


*国民会議の提言を広く国民に知らせるための積極的な活動家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける子育てにおいて必要な事項を決めた育児憲章を作る

(↑?)


*家庭教育手帳の年度毎の更新、 配布義務教育年限の子どもの扶養控除額を100万円に引き上げる 


*出産後の親業教育の義務化 


*バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う

 : 引用終了


? 、

その中でも特に言葉も意味もおかしな文言があります。

それが、

『子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう』ではないでしょうか?

"厳しく飼い馴らす必要"と"覚悟してもらう"

とは???


この文面は平成12年(2000年)、小渕首相が死去し、その後に森内閣が発足、その森首相の時のもののようです。

森首相と言うと、首相になって間もなく「神の国発言」をしましたが、この辺り、何だか気になったりもします。


平成12年頃の私といえば、その2~3年前から、憲法改正?とか、自衛隊がいずれ自衛軍(国防軍)に?とか、世界大恐慌?とか、富士山噴火?とか、関東大震災?とか、国民総背番号制や人体チップから管理監視社会到来?とか考えていた頃でした。

 

では。