25日は満月🌕 / カナダ、台湾でマグニチュードの大きな地震

前回の記事、カナダで大地が呼吸しているかのような光景とかELFという超低周波の観測データからマグニチュードの大きな地震の予兆とか - strange world➰奇妙な世界から、規模の大きな地震が発生するか注視していました。

 

カナダ西岸沖では21日夜、マグニチュード4.9~6.8の地震が立て続けに発生しています。

場所はブリティッシュコロンビア州ポートハーディ(Port Hardy)。

 

10月22日(21日)

M 6.5 Port Hardy、カナダ

M 6.8 Port Hardy、カナダ

M 6.6 Port Hardy、カナダ

Significant Earthquakes - 2018


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以前から北海道からカムチャッカからアラスカ、またはカナダまでの環太平洋火山帯における地震や火山活動が気になると記してきました。

また以前、カナダ南西部のバンクーバー島では、過去24時間で150以上の地震が発生したことがあり、地震学者は状況を監視して、それがカスカディア沈み込み帯の断層に関連したものなのか確認しているとされます。

(カリフォルニア州北部からオレゴン州ワシントン州、そしてカナダのバンクーバー島まで続く全長700マイルのカスカディア沈み込み帯(Cascadia subduction zone))。

脅威となるのは、カリフォルニア州オレゴン州ワシントン州の海岸に沿うカスカディア沈み込み帯からサンアンドレアス断層で、そこで地震(連動)が起こった場合、壊滅的な津波が西海岸に押し寄せる可能性があると言われています。

カスカディアとはカスケードの別名で、カスケードと言えばカスケード地震
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カスケード地震 - Wikipediaより

カスケード地震は、1700年1月26日21時頃にカスケード沈み込み帯で発生したプレート間地震とされます。

推定されるマグニチュードは8.7から9.2という巨大地震です。

カナダブリティッシュコロンビア州バンクーバー島から、アメリカ合衆国カリフォルニア州に渡る断層の破壊は1000キロの範囲でした。

この地震によって日本の沿岸部に到達する津波が発生した。

 

近年の研究では、カスケード沈み込み帯は、以前信じられていたよりも複雑かつ不安定であると結論付けられるようになった[誰?]。地質学者は50年以内に37%の確率で Mw 8.2以上の地震が発生すると予想し、10%から15%の確率でカスケード沈み込み帯全体が破断することによる Mw 9以上の地震が発生すると予想した[誰によって?]。地質学者[誰?]は、太平洋岸北西部はこのような巨大な地震に対する備えが出来ていないと断定した。発生する津波の高さは24メートルから30メートルに達する可能性があるとしている。

もし、想定される津波が30メートルにも達するなら、南海トラフ地震に匹敵する規模となります。

そのバンクーバー島付近での規模の大きな地震はやはり注視しなければならない(日本にも津波が来る可能性あり)と思っていますが、通常バンクーバー島は、年間約1センチメートルの割合でゆっくりと本土に向かっています。

また、年に1度、バンクーバー島が数ミリ日本に向かって滑り降りるトレモア・スリップ現象もあります。

多分、今回の震源地から見る群発地震スロースリップ現象によるもので、周期的に自然発生する地震なのかと考えられますが、短時間にマグニチュードの大きな地震は不気味です。

最近の群発地震と言いますと、2016年1月1日から4日間、カナダのバンクーバーから米ワシントン州オリンピック半島付近で2,400回以上の地震が発生していまして、2015年のクリスマス以来から見ると、約8,000回もの揺れを観測しています。

 

北海道でのマグニチュード7クラスの地震から、環太平洋火山帯で地震や火山噴火が発生するかもしれないと過去記事に記しましたけど、その中にカナダも入っていました。

そして、冒頭に記した過去記事、

カナダで大地が呼吸しているかのような光景とかELFという超低周波の観測データからマグニチュードの大きな地震の予兆とか - strange world➰奇妙な世界で、ELFという超低周波の観測から巨大地震を予測する、ということから、気になる場所がありました。

場所、規模、発生時間の特定はできない、としながらも、個人的に、日本であるならば、北海道(ロシア・カムチャッカから)から九州の太平洋側、沖縄から台湾付近が気になるところでもあります

沖縄から台湾、つまりフィリピン海プレートです。

そして、記事を記した2日後、
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2018年10月23日 13時35分
震源地: 与那国島近海
最大震度: 3

M6.1

地震、翌日には、

2018年10月24日 1時04分
震源地: 与那国島近海
最大震度: 3

M6.3

という規模の大きな地震が2度発生。

もし、フィリピン海プレートに関する規模の大きな地震を誘発するなら、次はフィリピン島やインドネシア、バヌアツ辺りが近く発震するかもしれません。

また近々ならば、宮城県沖、岩手県沖、福島県沖、千葉県など、太平洋側の東北から関東近県も要注意なのでしょう。

 

今は大潮期、明日25日は満月🌕となります。

では。