世界中の海水温は2015年から2018年にかけて低下していた

地球温暖化という問題があります。

2014年頃に世界中が大騒ぎするほど重要な問題となり、議論されるようになりました。

もちろん懐疑的な見解もあります。

その後、地球温暖化問題はどうなったのでしょうか?

昨今の異常な猛暑や大雨も地球温暖化が原因だとか、先日のサッカー少年たちが(無事救出されよかった)洞窟に閉じ込められることになった原因も、温暖化によるものだ、という指摘が一部あるようです。

また、
海の温暖化が進んでいる、という説もあります。

理由として、北極海の氷河の溶解、海水面の上昇などが噂されています。

世界各地で深刻な被害を起こしている異常気象の正体は海水温の上昇にある、とも言われ、海の温暖化は確実に進んでおり、その影響はいずれ顕在化してくると考えているとも考えられていました。

それを証明するかのように、海面水温の長期変化傾向(日本近海)という気象庁の発表によりますと、


平成30年3月12日発表(次回発表予定 平成31年3月11日)
気象庁地球環境・海洋部

診断(2017年)
日本近海における、2017年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.11℃/100年です。 この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.54℃/100年)よりも大きく、日本の気温の上昇率(+1.19℃/100年)と同程度の値です。
海域別にみると、海面水温(年平均)の上昇率は、黄海東シナ海日本海南西部、四国・東海沖、釧路沖では日本の気温の上昇率と同程度、三陸沖、関東の東、関東の南、沖縄の東および先島諸島周辺では日本の気温の上昇率よりも小さく、日本海中部では日本の気温の上昇率よりも大きくなっています。
f:id:somin753:20180723075631j:image気象庁 | 海洋の健康診断表 海面水温の長期変化傾向(日本近海)

日本近海では確実に海の温暖化が進んでいるようです。

ところが、気象の専門家ジョー・バスタルディ(Joe Bastardi)が、2015年と2018年の過去3年間に発生した世界中の海水温の冷却データを示しています。

ジョー・バスタルディ氏によると、それを「かなり劇的な転換」と呼んでいます。

Global Sea Sea Surface Temperatures Have Seen “Pretty Dramatic Turnaround,” Says 40-Year Meteorologist! 

↑詳細はこちら


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上記の2つの画像は、2015年から2018年までの地球の表面温度を示しています。

2015年から2018年にかけて起こった海水温の低下。

 

(奇妙なのは、日本近海は高いまま、そしてカナダや米国カリフォルニア辺りも高いまま、それは近い将来に起きるだろう巨大地震が危ぶまれている場所です)

グリーンランドや北極地方の海面温度が現在通常よりも低いため、今夏の北極地表面温度に影響を与えています。

ジョー・バスタルディ氏によれば、夏の北極の気温は全体的に正常以下になっていると指摘しています。

今では北極の海氷が消えているという恐ろしい予測に反し、北極海氷量(m3)の水準は過去10年間で回復傾向を示していて、現在の北極海氷量は、2018年6月30日から過去16年間で4番目に高い水準にあり、北極の海氷の広がりが過去数年の水準をはるかに上回っている.........
f:id:somin753:20180723071514j:imageOcean and Ice Services | Danmarks Meteorologiske Institut

 

地球温暖化、確かに異常な猛暑から想像したくもなりますが......

また新たな情報が出たら報告します。

では。