カナダ南西部のバンクーバー島で過去24時間に150以上の地震

今年は、奇妙な潮汐現象(異常な引き潮)が世界各地で起きています。

先日もタイでの異常な引き潮現象を大阪府北部を震源とした最大震度6弱の地震の震源断層はどこか? / タイでは異常潮汐現象で海岸から海が消えた - strange world➰奇妙な世界という記事の中で紹介しました。
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その後の情報では、この異常な引き潮現象は、海岸から2キロメートル以上沖合いまで海水が引いたそうです。

กระจ่างแล้ว!! ผู้เชี่ยวชาญไขคำตอบ ปรากฏการณ์น้ำทะเลอ่าวไทยลดต่ำสุดในรอบ 20 ปี ไม่ใช่ สึนามิ!
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タイ、その周辺国での潮位変動地図
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オレンジ色 : 普通よりも高い

緑色 : 平均水位が50cm以下であることを意味する

 

台風など気圧の影響で水位が変動することはあるが、過去20年間、このような変動は記録にないそうです。

また、津波を心配する声も。

異常な引き潮現象といいますと、中米カリブ海ホンジュラスでM7.6の地震が発生した後、ベリーズの海岸で大規模な引き潮現象が起きています。

タイでは異常な引き潮現象が地震と関連する情報はありませんけど、何だか不気味にも感じています。

で、地震なんですが、カナダ南西部のバンクーバー島では、過去24時間で150以上の地震が発生しました。

More than 150 tremors hit Vancouver Island in last 24 hours - The Columbia Valley Pioneer

過去24時間で150以上の地震バンクーバー島で発生。地震学者は状況を監視して、それがカスカディア沈み込み帯の断層に関連したものなのか確認しているとされます。

(カリフォルニア州北部からオレゴン州ワシントン州、そしてカナダのバンクーバー島まで続く全長700マイルのカスカディア沈み込み帯(Cascadia subduction zone))
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通常バンクーバー島は、年間約1センチメートルの割合でゆっくりと本土に向かっています。しかし、14ヶ月に1度、バンクーバー島が数ミリ日本に向かって滑り降りるトレモア・スリップ現象があります。

 

多分、今回の群発地震スロースリップ現象によるもので、周期的に自然発生する地震なのかと考えられますが、短時間に150以上の揺れは不気味です。

とは言うものの、2016年1月1日から4日間、カナダのバンクーバーから米ワシントン州オリンピック半島付近で2,400回以上の地震が発生し、2015年のクリスマス以来8,000回近くもの揺れを観測しています。

 

バンクーバーブリティッシュコロンビア州の南西部、フレーザー川の河口に位置する。ジョージア海峡を挟んでバンクーバー島と向かい合っている

 

この地震について当時専門家は、心配しないで下さい、と報告しています。

 

* 2016年1月1日~1月4日 : 2413回

* 2015年12月25日~2016年1月4日 : 7980回

 

専門家によりますと、この地震スロースリップ現象によるもので、周期的に自然発生する地震だということです。
11日間で約8000回もの地震が発生しています。
その殆んどは揺れを体感できないものだったらしいのですが、異常なのは地震発生回数があまりに多いことです。

 

異常なまでの回数に及ぶスロースリップ地震が発生、その反動がプレートの反対側へと影響するかもしれません。
バンクーバー付近にはカスケード沈み込み帯というものがありまして、1700年にはM8~9クラスのカスケード地震が発生、日本にも津浪が到達しています。

 

米国西海岸、近い将来に巨大地震が発生する可能性は大なのかもしれません。

では。