アルバータ州南部で、オーロラとは別のSTEVE(スティーブ)と呼ばれる光学現象が見られました。
http://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=144381
STEVE Aurora May 6
スティーブは奇妙なオーロラアークで、5月6日の日曜日の夜、アルバータ州南部に現れました。現象は約1時間続いています。
確かにオーロラとは違うようです。
スティーブの発生プロセスは不明なのだとか。
また同じ頃、ミネソタ州にもスティーブが確認され、それ以外の地域にもスティーブが発生しました。
5日、ミネソタ州
ノース・ダコタ
STEVE
5月5日から6日、地球では太陽のコロナホールの影響が始まっていまして、5日18時半(世界時5日9時半)頃から太陽風の磁場強度が上昇し、太陽風が600km/秒台の高速風になっていました。
高速太陽風の影響は4日連続となり、G1とG2級の地磁気嵐を引き起こしたとのこと、そんな中、色鮮やかなオーロラを期待しましたが、現れたのはスティーブでした。
もしかすると、スティーブは太陽風と関係したりするかもしれません。
で、スティーブが確認された頃、クロアチア上空では1時間の間に6回ものスプライト現象(レッドスプライト)が確認されました(5日)。
短時間に6回の現象は非常に珍しいとされます。
スプライトは約1世紀前から知られていましたが、その発生原因は謎でした。
スプライトは稲妻に比べて比較的暗く、発生しても一瞬だそうです。
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高い高度では赤色に、低い方では青色に薄く光るというスプライト現象は、地上から37〜56マイル(50〜60キロメートル)上で発生するとされ、雷雨を引き起こす活発な気象条件下で起こります。
また、地上や宇宙からはほとんど見えないらしい。
Storm hunter in position / Human Spaceflight / Our Activities / ESA
個人的に、ものすごいと思うスプライト現象が、2015年9月1日ポーランドの首都ワルシャワの空で発生しています。
夜空を飾ったレッドスプライト
赤色スペクトル(スプライト)は中間圏と呼ばれる大気の一部で激しい嵐が起こり、積乱雲を発生させ、雲から放電する現象のようです。
雷でもオーロラでもない光学現象、神秘的です。
非常に希なスプライト現象ですけど、近年はよく報告されています。
一部ですが、
2017年
12月1日、チェコ、
8月18日、スロバキア、
6月13日、イギリス、
5月ドイツ北部ブランデンブルク(州)、
5月29日、イギリスの海峡、
2016年
8月22日、イタリア、
この2日後の24日にM6.2のイタリア中部地震が発生しました。
イタリア中部のペルージャ県ノルチャ付近を震源として発生したこの地震で298人が死亡しています。
そして、 10月14日にもイタリアで。
奇妙な光学現象や地震や火山噴火、 そこに太陽風の影響はあるのでしょうか。
また、地震や火山噴火など、月による潮汐力はどうなのでしょう。
すでに兆候が見られる場合、最後の一押しとなる可能性はあるかもしれない、そうも感じています。
8日は下弦の月でした。
下弦、新月、上弦、満月、この月の時(前後の期間)に地震や火山活動が活発化するという話もあります。
現在、ハワイのキラウエア火山では噴火後も活動がやや活発化した状態が続いています。
そのキラウエア火山周辺で5月8日(下弦の月)以降、さらに地震が発生し、合計62回の地震がハワイの海岸中心で起きています。
また、過去24時間で合計123回の地震が世界中でありました。
参照 :
Hawaii volcano eruption update: Earthquakes today mapped | Science | News | Express.co.uk
太陽活動や月の潮汐力が、100%地震や火山噴火に繋がるということはないのでしょう。もしそうなら大変な世の中になっているでしょうから。
なので、条件次第で最後の一押しとなる力を秘めている、そのパワーが太陽活動や月の潮汐力にはある、そう考えています。
では。