相次ぐ鳥の大量死/埼玉県

今年1月、埼玉県でカラスの大量死がありました。

カラス90羽の死骸、所沢と入間で発見 県が調査、簡易検査で化学物質検出されず 鳥インフルエンザも陰性

抜粋しますと、

県は5日、所沢市入間市で計90羽のカラスの死骸が見つかったと発表した。県で詳しい原因を調査している...........

.............県の専門機関で行った簡易検査では、農薬などの化学物質は検出されなかった。鳥インフルエンザも陰性だったという。精密検査を行い、詳しい原因を調べる。

とのことでした。

 

カラスの大量死と言いますと、2015年(年末年始)、同じく埼玉県でカラス111羽の死骸が見つかっています。
いずれも外傷はなく、鳥インフルエンザの感染も確認されなかったとし、大半の死骸の胃に食べ物がないことから、餓死や細菌性腸炎の可能性があるとみていましたが、何だったのでしょうか。

 

昨年3月には、東京都練馬区板橋区にまたがる都立城北中央公園で25日、約20羽のカラスと2羽のムクドリの死骸が見つかり、24日にも同公園内で約50羽のカラスの死骸が見つかっています。

 

で、カラスではなく、今度はスズメの大量死が埼玉県で見つかっています。

スズメ40羽死ぬ 美里の町道で25メートルにわたり発見 鳥インフル陰性、農薬も検出されず (埼玉新聞) - Yahoo!ニュース

引用 :

埼玉県は14日、美里町でスズメが40羽死亡しているのが見つかったと発表した。鳥インフルエンザ簡易検査は陰性で、スズメから農薬などは検出されなかった。

みどり自然課によると、12日午後1時15分ごろ、美里町広木の町道で、近所の50代男性が死んでいるスズメ40羽を発見、児玉署に通報した。死骸は25メートルにわたって見つかった。周囲は田んぼで電線や木などはない。同12時半ごろに死骸はなかったという。

県の担当者がスズメを回収し、うち10羽を抽出して鳥インフルエンザ簡易検査を行い、陰性を確認。精密検査で農薬も検出されなかった。県は死因を調査するため、国立環境研究所に調査を依頼する。

: 引用終了

 

いずれも原因不明の大量死です。

 

鳥の大量死と言いますと、先日の記事で、ユタ州のドレーパーで数百羽の鳥が、ローマでも約200羽の鳥が落ちてきたことを記しました。

また近年、原因不明の鳥の大量死が世界中で起きています。

昨年12月、スウェーデンで、数百羽の鳥が道路上で死んでいるのが発見されました。
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11月には、ドイツのラインランド・プファルツ州トリーア・ザールブルク地区でも空から約50羽の鳥が落ちてきました。
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9月にはバリ島で何千もの鳥が突然空から落ちてきています。
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2015年1月7日、アメリカウミスズメ鳥の前例のない集団死が、カナダ、バンクーバーの北端からスコット諸島、カリフォルニア州で起きていて、2014年10月以来、ウイルス、細菌、毒素によるものか、死亡の原因が見つかっていない謎の大量死(死骸)が見つかっています。
こちらは前例がないほどの死骸が見つかっているとされますが、その死因は不明で、憶測では飢餓(餓死)?かもしれない、ということです。

 

最近の鳥の大量死ですと、モンタナのビュートという町に約10,000羽のガチョウが飛来しましたが、その内数千羽のガチョウが大量死したということです。

ビュートはかつて鉱山で有名な町でした。
鉱山(採石場)ということが関係するのか、ガチョウ大量死の原因を有毒な物質による可能性と見ているようです。
ただ、死因が有毒物質によるものかもしれませんが、ガチョウ以外の生物、魚や他の鳥が死んでいるという報告はないようです。

 

その他、

チリの海岸に2500羽以上の鳥が死んでいるのが発見されました。

原因は不明です。

 

約100羽ものムクドリカリフォルニア州の高速道路5号線の北に沿って死んでいるのが見つかりました。
この鳥の大量死に州当局者は困惑しながらも、その発生源を把握しようとしていますが未だに原因は不明です。

 

ミシガンでも約50羽の鳥の不可解な死が確認され、ミシガン天然資源省(DNR)は、Woodhavenの小川に沿って死んでいた約50羽の鳥の死を調査するために死骸を採取しました。

当局は、鳥の突然死がボツリヌス中毒(土壌、川、海などに分布する細菌で食中毒を起こします)、悪い飼料に水質汚染の可能性などを含め調査するとのことでしたが、地元住民は、このような奇妙な出来事ははじめてだと言います。

 

2016年9月8日、ボストンのドーチェスターで47羽の鳥が突然空から落ちてきました。
15羽を保護することができましたが、32羽が死亡しました。市の職員は原因をするために落ちてきた鳥を大学の研究施設に送ったそうです。また近所では前日、2匹の猫が死亡していて、死亡した鳥と関連している可能性があるかどうかも調べていますが未だに原因は不明です。

 

米国メリーランド州で13羽の白頭ワシの死骸が発見されています。
死因は不明とのことです。

 

2016年3月15日ミシガン州スプリングフィールドの鉄道の線路の部分に沿って大量のカラスの死骸が発見されています。
カラスの死骸は約300羽とされ、そのほとんどが線路に沿って死んでいます。
賢いカラスが列車に巻き込まれたとは考えられないらしく、今のところ死因は不明です。

鳥の集団死、原因は何でしょうか?
ウイルスや何かの病気による集団感染?
線路のレールにとまっていたカラス、そこへたまたま落雷などがあり感電したとか?


何にしても鳥の集団死というのは不気味です。

毒物か?

虐待か?

餓死や凍死など、自然界における環境異変に対応できなかったのか?

また、埼玉県で相次ぐ鳥の大量死は不気味にも感じています。

では。