7月18日から太陽黒点数が0となり、現在も無黒点となっています。
地球に面していない太陽の反対側に隠れている2665黒点群では、地球から見えなくなって5日後の23日14時(世界時23日5時)、予測では最大のXクラスの激しいCME(太陽ガスの放出現象)を噴出しました。
地球に面している太陽表面は静穏、裏側では激しく活動しているようでもあります。
さて、個人的には久しぶりにも感じる現象が太陽で観測されました。
ダークスポットである黒点の姿が見えなくなって今日で8日目となりますが、そのダークスポットの代わりに"WHITE SUNSPOT"が現れています。
NASAのソーラーダイナミクス天文台が、7月25日にこの白い黒点を撮影しました。
この現象の正しい名前は「faculae」白斑(はくはん)です。それは黒点のいとこです。
ということです。
黒点のいとこ?
温度の違いで暗いか明るいか、ということでしょうか?
黒点領域の磁場は、通常、地球の磁場より数千倍強力です。
太陽黒点の磁場は非常に強いのですが、Faculae(白斑)も強い磁場で作られています。
SVS: The Solar 'Constant' - Faculae vs. Sunspots
白斑(はくはん)
太陽面に白っぽい模様が見られることがあり、これを白斑といいます。
太陽表面よりも数百度ほど温度が高い部分となり、白斑領域では1000ガウスの磁場が存在するとされますが、白斑についてはわかっていない部分が多くあります。
また白斑と言いますと、2000年前後に多く観測されていたかと思いますが。
今回の白斑は拡大するのでしょうか。
では。