アフリカのタンザニア北部にある火山オルドイニョ・レンガイ、地元マサイ族の言葉で「オルドイニョ」は「山」、「レンガイ」は「神」、すなわち「神の山」を意味しますが、この神の山オルドイニョ・レンガイが噴火の兆候をみせているらしいのです。
'Mountain of God' volcano may erupt in just a few weeks | Daily Mail Online
記事によりますと、
タンザニアの「神の山」オルドイニョ・レンガイ火山が噴火の兆候を示していると科学者らは警告している。
オルドイニョ・レンガイは人類史上重要な場所としても知られている7,650ft(2,331m)の火山。
重要な場所というのは、360万年前の先祖の足跡が発見された場所であり、19,000年前の人間の足跡(400人分とも)が科学者によって発見された場所にも近接しています。
もしも火山が噴火すれば、その重要で貴重な場所が失われる可能性がある、ということです。
で、個人的に気になることがあります。
神の山オルドイニョ・レンガイ、その場所なんですが、
大地溝帯。
その大地溝帯について気になることをヤフーブログの過去記事、タンザニア地震と大地溝帯 - strange world - Yahoo!ブログより抜粋しますが、
タンザニアで地震 13人死亡
2016年9月11日 9時15分 掲載【AFP=時事】アフリカ・タンザニア北西部で10日午後3時27分(日本時間同9時27分)ごろ、マグニチュード(M)5.7の地震が発生し、少なくとも13人が死亡、203人が負傷した。同国当局者がAFPに語った。(AFP=時事)
アフリカのタンザニア付近での地震と言えば大地溝帯があり、中規模以上の地震が集中している地域です。
大地溝帯(だいちこうたい、グレート・リフト・バレー、Great Rift Valley)は、主にアフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷で、プレート境界の一つである。大地溝帯の谷は、幅35 - 100km、総延長は7,000kmにのぼる。正断層で地面が割れ、落差100mを超える急な崖が随所にある。
大地溝帯の位置
狭義の大地溝帯は、エチオピアを南北に走る高原地帯から、ズワイ湖、シャーラ湖、チャモ湖、トゥルカナ湖から、タンザニアへと至る。これは東リフト・バレーとも、発見者の英人探検家ジョン・ウォルター・グレゴリーにちなんで、グレゴリー・リフト・バレーとも呼ばれる。
東リフト・バレーは、エチオピアから北に続き、ジブチで紅海とアデン湾に分かれる、アファール三重点を形成し、紅海からシナイ半島、アカバ湾、ヨルダン渓谷を通り、陸上の最低点である死海へと連なっている。
地震多発地帯にして大地溝帯、そして火山活動、さらに気になるのは大地溝帯の北端、
イタリアの地震から思う、ユーラシアプレートとアフリカプレートの動きから気になる場所イスラエル(死海付近) - strange world - Yahoo!ブログ
抜粋しますと(過去記事)
実は、イタリアはヨーロッパでも有数の地震大国と言われています。
イタリアはユーラシアプレートとアフリカプレートの境に位置し、またフィリピン海プレートにも似たアラビア海プレートがあり、そして多数の火山もあります。
で、過去記事で記したことがあるのですが、ユーラシアプレートとアフリカプレートの動きから気になる場所がイスラエル(死海付近)です。
というのも、イスラエルとパレスチナでは80年に1度の大地震が明日にも起きるかもしれないとされ、それを専門家が近年警告しているからです。
地震で壊滅的被害を被ってきた歴史からみたイスラエルは、世界で最も危険な断層のひとつであるシリア・アフリカ断層上に位置しているそうで、専門家(地球物理学研究所に勤める)によれば、
「マグニチュード6規模の地震が今後数年のうちに起きるのは確実だ。明日かもしれないし、来年以降かもしれない。統計的には80年に1度、大地震が起きている」
と言われます。
イタリアの地震からアフリカプレートへのストレス、そしてイスラエルの地震を危惧していました。
この先の動きについては予測できませんが、大地溝帯に何らかの異変が起こる可能性があるかもしれません。
そして、死海付近で大きな地震があるかもしれない、そう思うのです。
ナショナルジオグラフィックチャンネル
「 アフリカ大地溝帯 (African Rift) 」1 ・・ 4 | 地球を学ぶ:地質学|番組紹介|ナショナル ジオグラフィック数百万年を経た今もなお、アフリカ大地溝帯の裂け目は広がり続けている.....
記事では裂け目は広がり続けている、とされ、記事の終わりの方では、
旅の最後の行程として、死海地溝帯で、地質構造上の猛威がどのように居住と文化を中断したのかを目撃する。この地域で発生した破壊的な地震活動により、都市は放棄された。アフリカ大地溝帯の地表に大きく開いた裂け目は、新しく海が誕生する前兆である。
ということです。
確かに巨大な大地溝帯の活動も気になるのですが、個人的には死海(地溝帯)付近での異変が気になっています。
死海、15年くらい前からずっと気になるポイントでした。
そして、更に気になるのは、『旧約聖書 ゼカリヤ14:4 』の中に記されています。
その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ移り、他の半分は南へ移る。
オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる
これについて、多くのクリスチャン系の解釈では、それは象徴である、または神秘思想的で、実際には起こり得ないことという解釈が多く見られました。
まあ、それはそれでいいのですが、個人的には『もしかすると....』という思いもあります。
オリーブ山
もしかすると、という思いの理由は『大地溝帯』にあります。
オリーブ山の位置が大地溝帯に....
個人的に気になるポイントがですね、シナイ半島、アカバ湾、ヨルダン渓谷、陸上の最低点である死海です。
聖書(エゼキエル書かな)によると、神殿地下から出て来る水は死海にまで流れ出て大きな川になるというようなことが記されていたかと思います。
大地溝帯とオリーブ山と死海、そしてイスラエル、これらの地域が天変地異に襲われれば、何となく見えてくるのがイスラエルの第3神殿建設..........。
タンザニアの「神の山」オルドイニョ・レンガイ火山に噴火の兆候、アフリカもいよいよ動き出すのでしょうか。
では。