山口県でイワシ大量死、スリランカでは20頭あまりのクジラが座礁

元東大名誉教授の友田好文氏の研究によりますと、マイワシの豊漁期における地震活動は、不漁期に比べて2~3倍も多い、ということです。

つまり、イワシが沢山現れる時に、規模の大きな地震(または多発する)が発生する確率が高い。

またイワシに限らずとも、海洋生物の異常行動(異変)が地殻変動地震と関係するのではないか?という研究はされていて、日本の漁師の間でも昔から魚と地震の関係についての言い伝えがあります。

 

さて、

2017年5月31日の水曜日、約20頭のパイロットクジラがスリランカの歴史的な都市トリンコマリー(Trincomalee)近くの海岸で座礁、それを地元の人々が救助しています。

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Sri Lanka navy personnel and residents return 20 beached whales to the sea - YouTube

 

またこの翌日には、 山口県光市虹ヶ浜の虹ケ浜海岸500メートルにわたりカタクチイワシ約1万尾が打ち上げられたとのことです。 


光の虹ケ浜海岸に大量のカタクチイワシ 500メートルに1万尾 | 周南経済新聞

 

イワシの大量死と言いますと、ちょうど1年前、チリ南部に位置するラ・アラウカニアでイワシの大量死が発生しました。
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少し前には、ロスリオス州の海岸500メートルに渡り、大量のイワシが打ち上げられています。
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そのチリで同じ頃、
f:id:somin753:20170609073615j:imageエビの大量死、また、


f:id:somin753:20170609073702j:image貝の大量死

 

その少し前、
f:id:somin753:20170609073804j:image養殖池で魚の大量死


f:id:somin753:20170609073842j:imageイカの大量死、また数羽の鳥が海岸で死んでいるのが確認されています。

 

チリでは他にも生物や気象に関する奇妙な現象が報告されています。

海洋生物大量死の原因、チリからの報告では、エルニーニョ現象による赤潮が原因ではないか、とのことでした。

昨年の海洋生物の異変、それは1月上旬、ドイツでクジラが座礁するということから始まり、その後すぐにチリでイカの大量死が報告されました。

その後も世界各地で海洋生物の異変は報告されていますが、チリやその周辺ではそれが特に多いようです。
何にせよ海洋生物の異変が相次いでいますが、チリでイワシの大量死があった頃、中国海南島の海口市にある紅城湖(Hongcheng湖)という湖で、少なくとも35トンに上る魚が湖岸に打ち上げられ死んでいるのが確認されたりもしました。
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世界中の海(湖、川)で生物の異変が起きていますが、その発生場所で原因は様々で、これが珍しい現象ならともかく、近年はあちらこちらで立て続けています。

地球規模の変動なのでしょう。

では。