"CATASTROPHIC" 宇宙デブリの衝突は「必然的」

6月1日、政府の準天頂衛星みちびき2号機を搭載したH2Aロケット34号機が鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げに成功しました。

衛星は日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担うことが目的で、来年度から高精度な位置情報が得られる運用が開始されます。

 

文明の進歩は凄いですし、科学技術の発展から便利な世の中......になるのでしょうか?

リスクはないのでしょうか?

 

ゴミという問題

 

このロケット打上げの少し前のニュースなんですけど、

"CATASTROPHIC" 宇宙デブリの衝突は「必然的」である、という内容の記事がありました。

CATASTROPHIC「カタストロフィック=破滅的な」衝突を危惧したものです。


‘CATASTROPHIC’ space debris collision ‘inevitable’ which could wipe out technology | Science | News | Express.co.uk

↑詳細はこちら
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記事によりますと、
現在、地球上層大気中に浮かぶ1億7千万(1億5千万とも)の宇宙飛散物が存在するとされているが、追跡可能なものはわずか22,000されている。

問題は、今や制御不能なものもあることから、専門家は宇宙空間にて壊滅的な衝突がある可能性について恐れている。
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携帯電話、テレビ、GPS、天気関連サービスなどの技術は衛星に依存している。
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キャンベラ宇宙環境研究センターのベン・グリーン(Ben Greene)最高執行責任者(CEO)は次のように述べています。「周回する衛星が宇宙ゴミによって激しい衝突を起こすことが可能になっている。」

つまり、地球の大気は瓦礫で覆われている。
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テキサス大学スペースデブリの専門家であるMoribah Jah教授は、現時点での宇宙ゴミを直ぐにでも何とかしなければ壊滅的な衝突は避けられないと言うことです。
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解決策の1つは、レーザー技術を使用して衛星の破片を宇宙空間に静かに押し込むことです。
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簡単に言えば、どんなに小さな宇宙ゴミでも宇宙船や人工衛星などに衝突すれば破壊される、または破壊されなくとも軌道が変わったり予測不可能な事態も考えられるということで、その解決策にレーザーを宇宙ゴミに照射し、外に弾くという方法があるということです。

宇宙ゴミへの対策が急がれるというものですが、それだけ宇宙ゴミの量が多く存在するわけです。

原発問題もそうですが、不要になったものをどう処理するかが課題でもあります。

また地上へ落下してきても、その多くは大気圏で消滅してしまうとも言われていますけど、中には消滅せずに、実際に巨大な塊となって地上に落下しています。

とにかく、大小様々な宇宙ゴミが1億以上あるというのですから恐ろしいです。

便利になるのは有難いですが、便利すぎる世の中になるのも考えものです。

 

Wikipediaには、 

カタログ登録されたデブリの数だけでも約9,000個に及び、1mm以下の微細デブリまでも含めると数百万とも数千万個とも言われる。

2017年4月18日からドイツ・ダルムシュタットで開催されたスペースデブリに関する会合で、スペースデブリは4半世紀で倍増したと報告された。最高時速28000km/hで地球の軌道を周回しているため、小さなゴミでも有人宇宙船、人工衛星の表面を破壊するほどの衝撃力を持ち、危険である。1993年には、地上のレーダー観測で、地球軌道上に10㎝以上のスペースデブリが約8000個確認されている。それが2017年現在では約20000個に増え、1m以上の宇宙ゴミも5000個あるという。約1㎝ほどのスペースデブリは「飛んでいる弾丸」ともいわれ、75万個に上り、1㎜以上のものは1億5000万個あるとする欧州宇宙機関ESA)の予測モデルもある。

スペースデブリ - Wikipedia

 

それで気になるのが近年目撃報告が多く火球です。

火球の正体が隕石なのか、それとも宇宙ゴミなのかは不明な点があります。

 


火球 : 2013年と2014年比較120%も増加!2014年と2015年比較で20%増加!! - strange world - Yahoo!ブログ

↑ヤフーブログの過去記事を引用しますが、

 近年は火球目撃情報が多いな、とまあ感じていたのですが、サイトの記事を見ましたら、2013年と2014年を比較すると、火球の頻度は120%も増加していたとのことです。

さらに、2014年と2015年を比較すると、火球は20%の増加で、それはあまりにも大幅な増加だということです。
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この統計は、NASA全天火球観測ネットワークとアメリカの流星学会からのデータによって可能になったとのことです。
過去10年間の火球の全体的な増加は指数関数的に非常識であると記事にしるされています。
ちなみに、スペースデブリ(宇宙ゴミ)がカウントされているのかはわかりませんが。

ただ、2013年と2014年を比較すると、火球の頻度は120%も増加、というのは異常にも感じています。

早急に対策しなければならない宇宙ゴミの問題もありますし、火球が隕石ならば、その隕石が宇宙ゴミや衛星とニアミスしたり衝突したりしなくてよかったとも思います。

 

2015年に彗星を調査していた周回探査機ロゼッタが、位置制御や地球との通信を行う機器類が一時機能不能となったことがありました。


彗星探査機、制御不能の「恐怖」を経験 欧州宇宙機関 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

抜粋しますと :

2015/04/03 13:50(パリ/フランス)
【4月3日 AFP】人類史上初の彗星(すいせい)への探査機着陸を成功させた欧州宇宙機関の周回探査機ロゼッタは、追跡中の彗星から発生する塵(ちり)とガスの爆風の中に突入した後、位置制御や地球との通信を行う機器類が一時機能不能になった。ESAが2日、明らかにした。
: 抜粋終了

 

周回探査機(衛星)ロゼッタの位置制御や通信機器が一時機能不能になる、と、このようなニュースを聞いた時、これがもし地球周回衛星だったら恐ろしいことになると思っていました。

制御不能なら、その時点でスペースデブリ扱いなのかもしれません。

アメリカの宇宙監視ネットワークでは、地上のレーダーなどを駆使して、約7,500個ほどの宇宙にある物体を追跡していますが、追跡可能な物体には限度がありまして、低軌道の場合は10cmくらいまで、静止軌道である赤道上空36,000kmですと1mまでとされます。
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で、恐ろしいと思うのは、スペースデブリ同士がもし衝突したら、ということでして、そのことから軌道が変わり、地球へ落下ともなれば大変な事態となるかもしれません。
落下しても燃え尽きてしまうならいいのですが。

何にせよ、衛星の制御不能という事態は昔から気になるところではありましたが、その気になることが周回探査機ロゼッタのニュースがあった同月29日のニュース、

ロシア宇宙輸送船、制御不能で地球に降下開始

ロシア宇宙輸送船、制御不能で地球に降下開始 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
抜粋しますと :

2015/04/29 21:48(モスクワ/ロシア)
【4月29日 AFP】国際宇宙ステーションへ物資を運ぶため28日に打ち上げられた後、障害が発生していたロシアの無人貨物輸送船「プログレス補給船M-27M」が、制御不能となり地球に落下し始めていることが分かった。

同船の状況については29日にロシア宇宙当局から声明が発表されるとみられているが、それに先立ち状況に詳しい当局者は匿名でAFPの取材に、「(同補給船は)降下を始めた。他に行き場はない」、「完全に制御不能な反応が始まった」と語り、同船がいつ地球に落下するのか予測するのは困難と述べた。
: 抜粋終了

いつ地球に落下するのか予測するのは困難

恐ろしいことです。

 

で、同じ2015年の11月、宇宙ゴミの落下が確認されています。
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Rapid Response to Small Asteroid Impacts.

2015年11月13日、スリランカで約1メートル片のスペースデブリが確認されました。
(午前6時18分33秒UT、スペースデブリの崩壊が目撃される)

 

余談ですけど、 

同じく2015年11月1日の早朝、中国北西部のYanqi盆地の上空に奇妙なものが目撃されました。
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記事によりますと、花火かロケットかもしれないということですが、これが何であるかは不明です。

脳の断面図みたいですね。
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宇宙ゴミの問題で気になるのは、地上へ落下しないか?

ということなんですが、個人的に不気味にも感じるのは磁極の転換ポールシフトです。

 


地球の磁極はもうすぐ入れ替わる - News - サイエンス - The Voice of Russia

地球の磁極は現代人の一生の間に変わる可能性がある。科学者の国際グループがこうした声明を表し、センセーションを呼んでいる。

この帰結がなされた基盤にはローマの東、アペニン山脈の中心部にある干上がった湖の底の研究がある。科学者らが湖底で発見したものは、古代の磁極が現在のものと異なることを示す証拠だった。研究グループの科学者のひとり、カリフォルニア大学のポール・レン教授によると、磁極の転換は迅速に起きており、100年に満たなかった。

古代磁力学者らは、磁極の転換はほぼ定期的に100万年に3~8回の頻度で起きている。このため、現在、磁極の変化のない時期がすでに80万年に達していることに学者らは警鐘を鳴らしている。

ロシア科学アカデミー地磁気学イオン層電波拡散研究所の副所長で 、物理数学修士のヴァレーリー・ペトロフ氏は、磁極転換の時期の接近を示す兆候はすでにある。

たとえば過去400年で地球の磁場の圧力が減少したこと。このほかに磁力ラインの配置が変化していることも、地球が磁極の転換を準備し始めた証拠になる。

そうなると、どうなるのだろうか?おそらくカタストロフィーが起こる。磁場は宇宙からの人体に有害な放射性物質が地球に届かぬよう、保護する役割を果たしている。仮に地球が長期に渡って磁場という楯を失った場合、地球は放射線で覆われてしまう危険性も除外できない。

そのほか、磁極交換によって通信システムの崩壊が招かれるため、インターネット、人工衛星、ナビゲーション、電子システムの多くが壊れてしまいかねない。

これに対し、ペトロフ氏は現在の知識レベルでは磁極交換が行われた事実の比較ができるだけだとの見方を示す。「たとえば地球の赤道のまわりに人工的な磁場を作り、巨大な超電線をつくり、それに電気を流すことはできる。」
Mirtesen.ru
: 引用終了

 

磁極交換によって通信システムの崩壊が招かれるため、インターネット、人工衛星、ナビゲーション、電子システムの多くが壊れてしまいかねない...........


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あらゆる電子機器がコントロール不可能ともなれば........

 

では。