ディズニープリンセスがいつも同じ色を着ている理由(という記事)と心理

「気持ちがブルーになる」

これは気分が落ち込んでいるときに表現される言葉だったりします。

ブルー、つまり「青」色なんですが、心理的作用となりますと、上記以外に興奮を抑えてり、冷静にさせる作用があるとされます。

そんな視覚的作用を応用したのでしょうか、ディズニー映画に登場する『プリンセスはいつも同じ青色を着ている理由』という記事がありました。


The reason why Disney princesses always wear the same colour - Mirror Online


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記事によりますと、シンデレラ、眠れる森の美女、アリエル、ベル、ジャスミン、エルサなど、ディズニー映画のプリンセス衣装の色合いの多くは同じ青色です。

これは単なる偶然ではありません。
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美女と野獣(写真:ディズニー)

悪を演じる悪魔的な性質は暗い色合いで反映され、反対に白を身に着けていることは純粋さの象徴ですが、スカイブルーは観客とのコミュニケーションに努めています.......、

詳細は上記デイリーミラーの記事を読んで貰いたいと思いますが、ディズニープリンセスを調べてみましたら、確かに青色が強調されてもいますが全てというわけではありませんし、舞台となる国や文化、またキャラクターのイメージによって様々です、とは言っても青色が強調されているのは事実のようです。

当たり前のことですが、色による視覚的効果で観客の心理に何かを訴えかけているのでしょうし、古代より色の意味や象徴といったシンボルが存在しています。

 

青のシンボル
古代エジプトでは、青は風の神であるアモンを表していました。青は海と空の色です。赤とは対照的で、平穏、平和、静穏な心の状態にします。青は忠実、知恵、信頼を表すシンボルでもあり、想像力と深い洞察力をかきたてます。青は人間の精神状態に影響するので寝室や図書館、病院など、休息と静かさが必要となる場所の色に最も適しています。

色のシンボル 

私もそうですが、色彩により心理が作用するのは何故なんでしょ?

物にはそれぞれの「色」がありますが、実際に人間の目で見ているのはその物に反射した光の色なんですね。

なので暗い場所では物の色が分かりません。

色が分からなければ意識もしないでしょう。

例えば、みかんが黒かったら?

リンゴが黒かったら?

色から判断すると腐って(傷んで)いると意識してしまったりするのではないでしょうか。

色の持つイメージは誰かの創作か、それとも誰もが深層意識(心理)にある自然な思考か、よく分かりませんけども、もしかすると植えつけられた『そうである』という思い込みから色の持つイメージを決めつけているのかもしれませんし、どう解釈するか、それは人の自由意識の問題であるようにも感じています。

 

最後に、記事タイトルとはあまり関係ないのですが、オーストリア出身の精神科医、アルフレッド・アドラー (1870~1937) の心理学に基づいて書かれた「嫌われる勇気」 という自己啓発本について、これが中々面白いのですが、その「嫌われる勇気」について紹介されているサイトがありましたので抜粋します。

人生が変わるアドラー心理学 全編

自分の人生に責任を負う

アドラーによれば、人は変わることができます。
しかも 「亡くなる2、3日前まで可能」 なのだそうです。
それでは、「これからの人生」を、自分自身の力で変えていくためには、どうすればよいのでしょうか。
まずは、「これまでの人生」に対して、責任を負うことです。

  

「今の自分は、何故こうなったのか」 に対して、2つの考え方があるそうです。
フロイトの 「原因論」 によれば、 「過去の○○が原因で、今の自分はこうなった」 と考えます。
たとえば、部屋に引きこもるようになったのは、過去の失敗が原因でトラウマになった・・・ など。
しかし、同じ失敗をしても、トラウマにならない人も大勢います。

  

一方、アドラーの 「目的論」 によれば、過去の出来事は関係ありません。
それは 単なる事実に過ぎず、そこに 「どんな意味づけをしたのかによる」  と考えます。
同じ出来事を経験しても、その事実に対して「よい意味づけ」 をする人もいれば、 「悪い意味づけ」 をする人もいます。
つまり、問題は 「何があったか」 ではなく「どう解釈したか」 。

 

さらに、アドラーによると ・・・
その 「意味づけ」 は、本人が何らかの目的を果たすために行ったもの だと。
たとえば、「学校や社会に出て、自尊心を傷つけられたくないから、部屋に引きこもる」という目的が、先に存在しています。
その目的を果たすために、過去の出来事に対して、本人が 「悪い意味づけ」 を、行ったのだそうです。

 

だから、まずは、 今の自分に対して、不満があったとしても、過去や他人のせいにしない ことです。
「目的論」 に従って、 「自分が選んだ結果」 として、認めなくてはいけません。
このようにして、これまでの自分に責任を持てば、人生に対して主体性を取り戻すことができます。
主体性を取り戻すことによって、今後の人生を、自分の意思で変えられるようになります。

 

もし、他人に騙され、辛い目に遭ったとしても、私は、自業自得だと、考えるようにしています。
また、辛い目にあっている最中でも、 「つくづく馬鹿だな~」 と、自分の愚かさを、笑ってやります。
自分よりも賢明な人、苦労した人であれば、このような失敗など、犯さなくて済んだからです。
もし、自分自身を向上させたいなら、まずは自分が原因であることを、さっさと認めてしまうことでしょう。

 

同じ出来事を経験しても、その事実に対して「よい意味づけ」 をする人もいれば、「悪い意味づけ」をする人もいます。
つまり、問題は「何があったか」ではなく「どう解釈したか」。

では。