『非常に珍しい』東京湾にクジラ、地震との関係は?

2017/ 3/ 2に高速太陽風が700km/秒に高まり磁気圏の活動も活発になりました。
その後も高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発に続いています。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
500~1000nTの中規模の変化が連続的に発生しています。
f:id:somin753:20170307080346j:image

SpaceWeather.com -- News and information about meteor showers, solar flares, auroras, and near-Earth asteroids

ピンク色(赤色)のオーロラが発生するほど強い磁場、高密度のプラズマを伴った太陽風が磁気圏に衝突しているのでしょう。

またこの強いエネルギーが原因となって、短波通信障害や地上の電力施設などに被害をもたらすことが知られています。

そして、地磁気太陽風によってゆがんだ形になるともされます。

 

で、短波通信障害ということからなんですが、電波異常の観測からFM波の異常が地震予測につながる“法則”というものが研究されていまして、地震活動が地中で活発化し破壊が進むと電気と磁気エネルギーが発生するのだそうです。
それらが電磁気として空中に出ると地上の電磁界に影響を与え、その結果、FM波や短波などが影響を受け、普段は届かない遠距離まで届き、近距離では届きにくくなるとされます。


f:id:somin753:20170307113301j:image

電通大名誉教授の早川正士氏による理論

 

地磁気や電波の異常、また地磁気太陽風によってゆがんだ形になると言うことから、前回の記事で、大分県の別府湾で1日に、珍しくはないようですがザトウクジラが目撃され、先日は長崎県五島市の白良ケ浜(しららがはま)の浅瀬ではイルカ4頭が迷い込んでいます。

近年、クジラやイルカなどの座礁や迷い込みが多発していますが、なぜ座礁するのか?

クジラの座礁についてWikipediaによりますと、

原因編集
単独と複数の時はそれぞれ当てはまる事項に差異があるが、ここでは併せて列挙する。

 

外的要因編集
餌を追っているうちに、誤って浅瀬に入ってしまった。

シャチなどの外敵や、種別の違う他の鯨類のハラスメントから逃れるため、誤って浅瀬に入ってしまった。

地震の振動や台風などによる潮流の短期的な変化や、船舶や潜水艦など、海での人の起こす人工的な音や振動など、本来はあり得ない事象に驚き混乱した結果、誤って浅瀬に入ってしまった。意図的にこうした混乱を生じさせて捕獲する漁法としてイルカ追い込み漁も存在する。


内的要因編集
エコロケーション反響定位)が岩場や浅瀬で乱反射や無反射することで、方向感覚を失うことによる。
耳腔に何らかの障害が起こり、そのことによる聴覚異常からの超音波探知の混乱や、耳石の異常などからの磁場探知の混乱。
地形と磁場の関係から、磁場探知において、磁場の強弱を順に追って移動すると浅瀬にたどり着くことによる。

座礁鯨 - Wikipedia

磁場探知の異常、いつもの磁場の流れとは違うから進路方向を間違ってしまうのでしょうか。

(地磁気は、地球により生じる磁場(磁界)である)

太陽風の磁気嵐からオーロラが発生したときには地磁気が変化します。

数日前から高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発に続いていますが、もしかするとクジラやイルカなどの座礁や迷い込みはこのような時に多いのかもしれません。

 

そして、


横浜・八景島沖に10メートルのクジラ 「非常に珍しい」 (カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース

記事によりますと、

横浜市金沢区八景島沖で3日午後、体長約10メートルのクジラが泳いでいるのを県警警備艇「あしがら」の男性乗組員が発見しました。

また、クジラの生態に詳しい和歌山県太地町立くじらの博物館の副館長は「10メートル級の巨大なクジラが東京湾の奥までやってくるのは非常に珍しい..........」とのことです。

 

東京湾に珍しいクジラ、進路に迷ったのでしょうか?

このような海洋生物の異変からよく囁かれるのが地震との関係です。

 

地震との因果関係は?

震災1週間前の3月4日、茨城県鹿嶋市の海岸で、打ち上げられた小型クジラ54頭が発見され、2週間くらい前には北海道釧路の山花温泉が濁ったことが報じらました。

ニュージーランド北島にあるコロマンデル半島のコルビル湾(Colville Bay)で2010年12月28日、パイロットクジラ63頭が海岸に打ち上げられているのが見つかり、2011年2月22日にはニュージーランドで大地震が発生しました。

また昨年7月24日未明より、伊豆半島東方沖、伊豆大島近海で地震が多発していた頃、その近海にて定置網に体長約9メートル、体重約3トンでナガスクジラが掛かりました。

長井町漁業協同組合の太田議代表理事組合長(66)は「イワシを追って、東京湾から迷い込んできたのでは。これだけ大きいクジラが揚がるのは久しぶり」とのこと。

で、クジラではありませんが、昨年、台湾でリュウグウノツカイが捕獲され、地元では地震の前兆か?などと噂されたことがありましたが、
f:id:somin753:20170307104050j:image

その台湾で数日後、マグニチュード5クラスの地震が発生しました。

最近ですと、昨年4月14日、熊本で震度7の大地震が発生しましたが、同月4日、天草沖ではクジラが座礁しています。
(その数日後にもう1頭のクジラ座礁)

 

地磁気(磁場)の異変、そのことから必ず海洋生物の異常や地震が発生するというものではありませんが、クジラやイルカ、または魚の大量死(大量座礁)などが世界中で頻繁に起きているのは事実です。

空からは異常な大雪や巨大な雹が降り、大雨や激しい雷の嵐や竜巻、奇妙な光学現象に大量の鳥が原因不明で落ちて来る、地上では大雨(長雨)による洪水(水害)、地域によっては干ばつ、そして地震やシンクホール、宇宙からは降り注ぐ有害な宇宙線に落下する火球(隕石、宇宙ゴミ)、そして太陽活動の異常。

海の中もまた異変が起きているのでしょう。

それは異常なほど何かが進行しているのかもしれません。

では。