吸血鬼の墓とか奇妙な人骨とか吸血する生物の伝説とか

 吸血鬼の墓が発見された?

 「ポーランドでまた、吸血鬼の墓が発見される。ポーランドの民俗信仰「吸血鬼伝説」」の画像 : カラパイア

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吸血鬼が好む生息地といえば、ルーマニア中部トランシルバニアが有名であった。ところが最近では、吸血鬼ハンターはポーランドの北西部に向かうという。5月上旬、ここで吸血鬼の墓だと思われる物が発見された。

ポーランドで、吸血鬼のものとされる墓が発見されたのは初めてではない。去年の7月、ポーランドのグリヴィツェの建設現場で、ある考古学者たちが4つの切り落とされた骸骨を発見した。頭は足の間にあったという。

ということです。

通常とは異なる埋葬方法のようで、明らかに普通ではない様子から奇妙にも思えます。

何か理由があるはずですが、ただ吸血鬼というのはどうなのだろう?

 

「吸血鬼ドラキュラ」は、アイルランドの作家、ブラム・ストーカーのフィクションなんですね。

じゃあ、吸血鬼なんてものは存在しないんだろうと思いつつも、吸血鬼ドラキュラの元になる話は存在します。
有名な話ではありますが、その人物が、ブラド三世(ブラッド・ツェペシュ/ドラキュラ公)ワラキア公国王(在位1456~62)といいまして、若い頃いろいろあり、何だかんだでワラキアの支配者となるんです。
ワラキア公国はトルコへの貢納金の支払いをしなければならない約束がありましたが、それを拒否し、派遣されてきた兵士を生身のまま串刺しにした残虐な行為から、ツェペシュ(串刺し公)と呼ばれるようになりました。
で、ドラキュラの名はですね、彼の父が神聖ローマ帝国皇帝から授かった竜が彫られたメダルに由来するとされまして、竜はドラゴンですから、父はそれによって、「ドラクル」あるいは「ドラキュラ」と呼ばれたそうです。

ドラク(DRAC)とは、ルーマニア語で悪魔のことです。

ドラキュラには悪魔という意味があるんですね。

吸血鬼の舞台はルーマニアルーマニア人の元はトラキア人ともされます。
それでなんですが、古代トラキア遺跡からは儀式の痕跡とも思われる人骨が考古学者のニコライ・オフチャロフ教授によって発掘されていまして、この人骨はもしかすると伝説の吸血鬼かもしれない、ということなんです。
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古代トラキア人の都市は神聖な場所であったと考えられているそうで、そこはブルガリアの町、東ロドピに位置しています。

13世紀の前半にさかのぼるともされる遺跡から、考古学者ニコライ・オフチャロフ教授が「吸血鬼の墓」を発見とのこと。
墓の中から、13世紀に死んだとみられる骸骨が出てきました。
なぜ吸血鬼の墓なのか?
それは骸骨に見られるある物によります。
f:id:somin753:20170228113514j:image▲墓と推測される場所に埋葬された骸骨の心臓部分には杭が打ち込まれている

 

まるでドラキュラ退治の場面のようです。
これが何らかの儀式によるものなのか、事故によるものなのか、それとも吸血鬼ドラキュラのように生き返らないようにするためのものなのか、それは謎ですが、死者の復活を阻止するための儀式だったのかもしれません。
丁寧に埋葬までされていますし。

 

蚊や蛭などの吸血する生き物は存在しますが、吸血鬼なる生物は実在するのでしょうか。
吸血とは意味合いが違うかもしれませんが、体内の血液が全て抜き取られて(蒸発)死亡した謎の家畜の死骸という事件、キャトルミューティレーションがあります。
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この事件は、家畜の肛門部が鋭利なもので穴を開けられ、体内には一滴の血も残されていないところから、エイリアンの仕業という説があります。
私は違うと思っていますが。

で、家畜(牛)と肛門(尻)と吸血というところから、日本にも昔から似たような話があります。
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『和漢三才図絵』なる書がありまして、その中に「河童は牛馬を水湾に引き入れ、尻から血を吸い尽くす」と記されているようです。

河童です。
つまり、河童は尻から吸血行為を行う、しかも牛や馬などから。
ただ、これに記されていることが事実かどうかは謎ですし、キャトルミューティレーションが河童の仕業などとも言いません。

実際、馬や牛の血液を吸い尽くす、これを一滴残らずとなると相当な量となり、多分無理でしょう。

しかし、奇妙な事件が2015年7月23日ロシアのヴォロネジ地域の村で起きました。

それも今回がはじめてではないとのこと。

2013年の4月、ロシアのヴォロネジ地域の村で鶏が数百羽(ウサギも)も殺された事件がありました。
事件の犯人は不明で、地元の人々は、犬やオオカミの仕業ではないか、との考えのようですが、直接的な証拠はありません。

ただ、非常に大きな動物を目撃した人がいまして、犬に属しているようにも見えたらしい。
犬にも見えるその奇妙な動物は、細身のボディ、短め暗褐色の髪で、目撃者によりますと、「今までの人生で、私はこの種の犬を見たことがありません。」とのことです。

Mysterious 'chupacabra'-like predator wipes out poultry stock in Russian village — RT News

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未知の動物は、ロシアのヴォロネジ地域の村で養鶏農家の鶏を何百羽も殺しています。
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↑謎の足跡

足跡から、犬などの四つ足生物の仕業にも思われます。

鶏を殺害した犯人は犬に似た奇妙な動物だったのでしょうか?

ただ、奇妙な問題があります。
高い柵が設置されているため、犬などの仕業とは考えられないようです。

また肉を喰らうことをしていないこと、そして住民は気が付きました、殺害された鶏に血液がないことを。

 

記事タイトルには『chupacabra』という名前が記されています。

chupacabra→チュパカブラ.......とは


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ヤギを殺すとされる吸血鬼チュパカブラスペイン語の単語 chupar(吸う)とカブラ(ヤギ)らしいです。
最初に目撃されたのは1995年、完全に血液を抜き取る生物チュパカブラとして明るみとなり、類似の事件は中央アメリカなど、さまざまな町でも報告されるようになりました。
似たような出来事と言いますと、先程の牛などの家畜の血が一滴も残らず虐殺されたキャトルミューティレーションがあります。

また、謎の生物チュパカブラの外観は場所によって異なることもあるようで、それは爬虫類のような生き物だったり、また、それが6メートルまでジャンプする能力を持つとか、一部の目撃情報からは、チュパカブラの目は異常な赤い輝きをしているとか、で、一番奇妙なのは、従来の捕食者(肉を喰らう)とは異なり、チュパカブらは獲物の血および内臓を好み、肉には決して手を触れないと考えられていることです。

 

未知なる吸血生物が存在する可能性はあります。

人間が吸血する、という話はわかりませんが、それが人間のような人の形に見えたというならば、もしかすると河童のような姿の生物が世界中に存在しているのかもしれません。

河童は血を吸い尽くすとされます。

では。