近い将来ポールシフト?NASAは以前から地球の磁極は反転(逆転)する可能性があり、それによる人類への影響も大きなものとなる、と警告しています

NASAは以前から、地球の磁極は反転(逆転)する可能性があり、それによる人類への影響も大きなものとなる、と警告しています。

Earth faces 200 YEARS of solar radiation blasts as 'magnetic poles shift', say NASA | Science | News | Express.co.uk
記事によりますと、

現在、地球磁場が急激に弱まっているという。
このままいけば予想よりもかなり早い時期に地球の磁極が反転する「ポールシフト(地磁気逆転)」が起きる可能性があり、ポールシフトが起これば、地球上(生物や機械的システム)は何らかの被害を受ける可能性があることをNASAが警告しています。
NASAのブルース・ジャコスキー氏によりますと、ポールシフトが起きた場合、太陽からの有害な放射線を防ぐため、地球から発せられている地磁気が約200年の間は消えるだろう、ということです。

もちろん予測なので絶対にそうなるとは限りません。


そして、今年も同様にポールシフトが迫っている、そして人類に危機が....という内容の記事がありました。

Earth's Magnetic Field May Be About To Reverse | The Daily Caller
↑詳細はこちら
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記事によりますと、

逆転(ポールシフト)の間、惑星の磁場は弱くなり、地球上の有害な放射線レベルを高めます。それにより、衛星、航空、および電力網に大きな問題を引き起こすだろう。このような放射線レベルは太陽からの主要な磁気嵐に匹敵するであろう、ということです。

地球の磁極が反転する「ポールシフト」が迫っている可能性、地球への影響はどのようなものなのか?
それについては別の記事にありました。
詳細はこちら↓(英文)
Why the Earth's magnetic poles could be about to swap places – and how it would affect us


そもそもポールシフトとは?

ポールシフト (pole shift) とは、惑星など天体の自転に伴う極(自転軸や磁極など)が、何らかの要因で現在の位置から移動すること。軸を固定したまま南北の磁性のみが反転する現象については地磁気逆転と呼び区別する。

現在では極端な移動こそはないものの、中心核の磁性変動で磁北が1年に約64キロというスピードで東へ向かって移動しているとする研究結果が発表されている。

自転軸に関しても、2004年12月26日に発生したマグニチュード9.3のスマトラ島沖地震では、最大で約2cm程度移動した(広義の"ポールシフト"、極運動が発生した)可能性があるとする予測がある。

地球科学の分野におけるポールシフト

自転軸のポールシフト

月を生成した原因と考えられるジャイアント・インパクト仮説では、原始地球に火星大の原始惑星が衝突したことによって現在の地球と月の組成が成立した他、地球の公転面に対する自転軸の傾斜角(約23.4度)もこの際に確定したとされる。

また天王星黄道面に対する自転軸の傾き(赤道傾斜角)が97.9°、冥王星は122.5°もあり、ほぼ横倒しの状態になっている。また、金星は178°傾いており、ほぼ逆方向に回転をしている。その原因については不明だが、有力な説では、数十億年前の微惑星や原始惑星の衝突によりポールシフトが起こったのではないかと考えられている。

地磁気のポールシフト

地磁気の磁極は、頻繁に変化していることが観測されている。また、海洋プレートに記録された古地磁気の研究(古地磁気学)によって、数万年~数十万年の頻度でN極とS極が反転していることも知られている。この変化は永年変化と呼ばれているが、その原因についてはいまだ明確な説は存在していない。

ポールシフト - Wikipedia

ポールシフトには自転軸と地磁気の2種類があるようです。
つまり地球そのものが傾くポールシフトと、磁極のみが傾くポールシフト。
どちらが起きるのかは不明ですが、近年、地球の磁場に大きな異変が起きていることが判明しています。

2014年、欧州宇宙センター(ESA)では、ESAの3衛星による高解像度の結果から、最近の磁場の変化を明らかにしたということです。

Swarm reveals Earth’s changing magnetism / Swarm / Observing the Earth / Our Activities / ESA mobile

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過去6ヶ月(2014年)の間に行われた測定で、西半球で最も劇的な磁場減少は磁場弱体化の一般的な傾向にあるとされます。

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南部のインド洋などでは、磁界が1月(2014年)以来強化しているようで、最新の測定では、磁北の動きがシベリアに向っているらしい。

つまりポールシフト、磁極移動が起きているということかもしれません。

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磁場というのは、地球の核に由来する磁気信号に基づいているともされ、 このような磁極移動、磁場の動きに対し今後数ヶ月にわたり、科学者たちは他の情報源、すなわちマントル、地殻、海洋、電離圏磁気圏からの磁気を解明するためにデータを分析するとしています。
思いますに、要は太陽活動が重要で、これは太陽活動の変化が地球へもたらす磁場変化へのトリガーとなっているとも思います。
とにかく、地球のある地域では磁場が弱くなっているのは確かなようです。

衛星(ESA)の測定値によりますと、2014年最後の6ヶ月は、南北アメリカと南部インド洋で劇的な地球磁場低下を示していまして、磁北は地殻の下に大規模なマグマの活動により、過去30年間発生している磁極の移動はシベリアに向かっているとされます。 
そして、過去200年の間に磁場は約15%弱められていると。 


ポールシフトを調査、それが確認された作業は1800年代に始まり2001年まで続けられたらしいのですが、2001年以降は何故か調査記録が見つかりません。(2010年は記録されているようです)

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この短期間の移動距離の長さ、2000年あたりから磁極は急激な移動を繰返し、近年の地球規模で頻発する地震に同期するかのように活発な活動時期となっているようにも思えます。


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NASAによる磁気異常を示す地域を見ますと、南米一帯から南大西洋は磁気が弱く、特に南緯33度線では幅広く弱い地域となっています。

NASA
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ROSAT Display: South Atlantic Anomaly

地球の磁場は生命体にとって大事なもので、磁気(磁場)は有害な宇宙線(太陽風など)から生物や自然を守ってくれる地球のシールドでもあります。

その磁気に異常が発生している、その中でも科学者たちはウルグアイが世界中で最も弱い磁場地域であると証言しています。
ウルグアイのnTは、世界平均60,000の値に対し、それ以下の23000nTだそうです。

※磁気の強さの単位はテスラ(記号T)であり,探査においてはナノテスラ(nT) 
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BBC Mundo - Noticias - Uruguay, el menos magnético
南大西洋磁気異常

ウルグアイパラグアイ、アルゼンチン、ブラジル、チリは南大西洋磁気異常と呼ばれる領域の中心にあり、その異常は南アフリカの南端まで延びています。

専門家は、この異常について異なる理論を持っているようですが、その多くは地球の核の乱れを指摘しているとされます。

当ブログでも紹介していますが、南米では大きな地震や火山噴火、そして奇妙な光学現象が数多く報告されています。
磁気異常に関係あるのでしょうか?
そして近い将来、ポールシフトが起きるのでしょうか?
その時、人類や地球環境はどのように変化するのでしょうか?


最後に神秘的なノーザンライツ(オーロラ)↓
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何が神秘的かと言いますと、オーロラに長髪で髭を蓄えた顔のような模様が....

では。