今年の元日に太陽黒点数0となり、2日、4日5日6日7日8日9日、そして本日も無黒点となっています。
12月の黒点相対数は18.9 と発表されました。
第24期から第25期へ向かう極小期では初めての10台ということです。
黒点数の低下が続いています。
12月の無黒点の日数は6日で、無黒点の日は、これから更に増えていくでしょう。
黒点数減少ということは、太陽活動が活発ではない、元気がないということなのでしょう。
そこで気になるのは有害な宇宙線です。
太陽活動が低下すれば地球を守る磁力線バリアも弱くなりますので、太陽系内に有害な宇宙線が比較的入りやすくなるのと同時に、地球にも有害な宇宙線が降り注ぐと言われます。
データは、宇宙線レベルが2015年3月以来11%の増加で激化していることを示しています。
気になる太陽活動......
余談ですが、今年酉年の太陽と月に関する天体イベントには、
2017年02月26日に金環日食
南太平洋、南米、南大西洋、アフリカなどで観測可
2017年08月22日に皆既日食
北太平洋、アメリカ、北大西洋などで観測可
2017年08月08日に部分月食
日本で見える
などがあります。
さて、生物にはバイオリズムがあり、地球には1年を通じて四季があり、太陽も周期毎に活動の強弱があります。
つまりサイクルにより繰り返しているわけです。
では、「歴史は繰り返す」という言葉があるように、人の行いにもサイクルがあるのでしょうか?
そこで、
クリオダイナミクスという歴史研究に数学・統計学を導入して未来予測する新学問があります。
Political violence on Earth 'will peak in 2020s' as Maths historian predicts potential End of Days
コネチカット大学のPeter Turchin氏は、近年、政治的不安定性が先行しており、今後10年間のある時点でピークに達すると警告しています。
Turchin氏は、クリオダイナミクスから将来の傾向を予測できるかどうかを確かめるために、紀元前14000年からどのように社会が発展したかを見ています。
彼は、このモデルを使用することで、大きな変化を予期できると主張しています。
予測モデルを考案したTurchin氏
「私のモデルは、2020年代に社会不安と政治的暴力がピークになることを示しました。」
またドナルド・トランプ氏が次期大統領になることから、
「大統領選挙は、残念ながら、この予測を裏付けている。2020年代の不安定なピークを捉えているようだ。」
としています。
これは社会的な不安を予測しているものですが、個人的に気になるのは2020年という区切りで、社会的不安以外にも、それは何か人類にとっての大転換期にも感じるキーワードです。
では。